僕の居場所 4【男主】 (ページ14)

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尊敬と憧れページ14

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Meguro said

サマパラ、宇宙Sixの単独公演もいつの間にか最終日になっていた。

ライブが始まる前にシャワーを浴びて、楽屋へと戻ると、

目「…は、春川くん！！」

「え…？」

楽屋の中に俺の憧れの春川くんがいた。

原「見に来てくれたってよ、笑」

楽屋の扉で止まっていた俺に気づき、揶揄うように原が言った。

…っは、やばい、緊張する。

扉のところで動かない俺を不思議に思ったのか春川くんは、頭に？を浮かべていた。

原「目黒、Aのこと大好きなんだよ笑」

だから、動けないの。そう言った原。

すると春川くんは、

「え、そうなの、目黒くん…。」

と驚いた顔をした。

目「…はい！」

「ふふっ、なんか嬉しいな、」

そう言って笑った春川くんは、俺のことを見て微笑んでくれた気がして嬉しかった。

目「あの、俺、ほんとに春川くんのこと大好きで、憧れてて、それで、！」

「ほんとに僕のこと大好きなんだねぇ、笑」

そう言ってふりゃりと俺の好きな笑顔で笑った春川くん。

すると、腕時計を確認し、

「そろそろ行かなきゃ、開演時間に間に合わなくなっちゃう、この公演、頑張ってくださいね、」

そう言うと、扉から動かなかった俺の肩をぽんぽんと叩き、楽屋を出ていった。

目「あの…！目黒良かったって思わせるんで、この公演ちゃんと見ててください…！」

去りゆく背中にそう叫ぶと、

春川くんは振り返り、ニコリと笑った。

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目「…ありがとうございました！！」

公演が終わり、春川くんを楽屋に呼んで欲しいとスタッフさんにお願いしたけれど、大阪に戻った。そう言われた

…そうだ、春川くんはこれから大阪で舞台だった。

そんなに忙しいのに俺らのためにこのステージを見ていってくれたと思うとじわりと胸が温かくなった。