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渡辺side





高校最後の夏休みが終わってしまった

なんでもかんでも最後って付けて感情に浸るやつは苦手だけど、やっぱり寂しいもんだな









深澤「あちー、なべアイス買って」


渡辺「やだよ、お前が奢れ」


深澤「なべが優しいのはいっつもAだけなんだよな〜」


渡辺「そんなことねーよ」


深澤「とか言って〜、なんでAが髪短くなったのか、いろいろ聞いてまわってんでしょ?」









バレてたのかよ恥ずかしい

急にいなくなり髪を短くして帰ってくるなんて、絶対おかしい

誰か知ってる人がいるんじゃないかと思っただけ









深澤「まぁおかしかったよな、あのときのA。俺もいろいろ聞いてみるわ」


渡辺「ん、ありがと」









学校から出ようとした時、ピアノの音が聞こえて立ち止まる

聞いたことある、これは…








深澤「なに?どしたの?」


渡辺「A、だよな。これ弾いてるの」


深澤「そうなの?Aがピアノ弾いてるの聞いたことないしわかんないけど」









そっか、ふっかとAが知り合ったのは中学からだから

ちょうどAがピアノを弾かなくなった頃だ


あの事件が起こるまでは、Aの家の前を通るといつもピアノの音が聞こえていた

楽しそうにピアノを弾くAが大好きだった









渡辺「ちょっと音楽室行こ」


深澤「なにー、どうしたの」








音楽室を覗くと、本当に弾いているのはAだった

触りもしなくなったピアノを弾いているAを見れて、すごく嬉しかった

あいつが隣で笑っていることを除けば









深澤「あらら〜?なべ、いいの?」


渡辺「……おう」


深澤「あのさ〜俺はなべだから我慢してんだよ?」


渡辺「なにが」


深澤「急に現れたイケメン君にAを取られるくらいなら、俺が奪っちゃうよ?」


渡辺「……っ」








ふっかがライバルなんて勝てるわけがない

もう、後悔はしたくない

勢いに身を任せて音楽室に入ると、Aはピアノを弾くのをやめて振り向く









「翔太?」


渡辺「えーっと…一緒に帰ろ」








音楽室に入ったものの、何を言うのか全く考えていなかった

心臓の音が鳴り響いて顔も熱い





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あいな - 返信ありがとうございます。タイトルには[青]表記があった為読み始めたのですが、どっちが主役かわからないような出演頻度なのでちょっと悲しさもありますがお話が展開して幸せな気分になれることを期待してます。 (7月24日 1時) (レス) id: 000a6ded84 (このIDを非表示/違反報告)
mame(プロフ) - あいなさん» キュンキュンできる展開、たくさん考えています🫶🏻渡辺くんはいざというときに男を出してくれる…はずです! (7月19日 23時) (レス) @page44 id: 31de006ddb (このIDを非表示/違反報告)
あいな - 私も気持ちわかります!どのお話も1回は別の人と結ばれたりするんですよね〜キュンキュンできる展開見たいですよね。渡辺くん男出せ〜〜 (7月19日 17時) (レス) id: 000a6ded84 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - がっかりしないようにほどほどに期待しときます。 (7月19日 0時) (レス) @page42 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
mame(プロフ) - るなさん» 翔太くんがどうなるのか、楽しみにしていてください☺️ (7月18日 9時) (レス) id: 31de006ddb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mame | 作成日時:2023年7月3日 20時

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