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you side
目黒「ごめん、俺話しすぎだよね？」
「ううん、楽しいからいいよ」
目をキラキラさせながら話す蓮くんは少年のようで、私も話に引き込まれた
蓮くんが話すのをやめて、沈黙の時間が続く
それでも気まずさはなくて、星や夜風を体に感じる
目黒「しょっぴーとなんかあった？」
沈黙を破ったのは蓮くんだった
「ううん、何もないよ」
目黒「そっか…」
何もない、わけじゃないけど
なんて答えたらいいのかわからなかった
目黒「俺さ、Aのこと好き」
「…え？」
あまりに突然のことに頭がついていかない
目黒「俺がAのこと好きって、わかっててほしいだけなんだ。だから返事はいらない」
目黒「ごめん、俺わがままだよね」
「ううん、そういうわけじゃない…けど」
蓮くんが私のことを好き
言葉にすると単純なことでも、理解するには時間がかかる
何て言ったらいいかわからない私を、蓮くんはとても優しい目で見つめる
目黒「もしAがしょっぴーと付き合ったりしたら…俺はこの気持ち伝えられないし後悔すると思うから。だから話しておきたかった」
「私が翔太くんと…？」
目黒「うん、違った？」
"本気だから"
そう言った翔太くんの声を鮮明に思い出して、ようやく意味を理解した
目黒「ごめん、困らせてるよね。寒くなってきたしそろそろ帰ろっか」
そう言って私の手を取り部屋の中に入った
蓮くんの手は私の冷え切った手を温めてくれる
目黒「ほんとふっかさんいっぱい取ってくれたね」
蓮くんの部屋に置いた景品を持ちながら笑う
「私も楽しかったから、帰りの荷物なんて考えずにいっぱいやっちゃった」
荷物のほとんどを蓮くんが持ってくれて私の家へ向かう
自然と繋がれた手は嫌なわけでもなく、どうしたらいいのかわからない
目黒「Aのことすごく大切だから。なんかあったらいつでも言ってよ」
「うん、ありがとう」
私の頭を撫で、またねと帰っていった
恥じらいもなくまっすぐに気持ちを伝えてくれる蓮くんの言葉は、私の心の中でふわふわと漂ったまま
これからどうするのが正解なのか、そもそも正解なんてあるのか
悩みが頭を独占し、その日はなかなか寝付けなかった
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mame(プロフ) - keikaさん» keikaさま🌼 うれしいコメントありがとうございます🥲💞これからも更新がんばります✨ (2023年3月29日 18時) (
レス) id: 31de006ddb (このIDを非表示/違反報告)
keika(プロフ) - いつも楽しみにしてます！頑張ってください✨ (2023年3月29日 11時) (レス) @page23 id: bc74563837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mame | 作成日時：2023年3月8日 7時
