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流れで俺も…と手を出したら、あからさまに驚いた様子の楠さん。やば…やからした…
岩「あ…すみません」
佐「あ、こら、ひかるー？急にはだめでしょー？」
岩「ん…また驚かせましたね…すみません」
A「あっいえ…びっくりしただけで、こちらこそごめんなさい」
岩「いえ。あ、この扉が駐車場です」
佐久間のフォローで気まずい空気にはならなかったけど。こういうとき、佐久間の存在ってありがたい。普段はうるさいときだけどやっぱり頼りになるんだよな…
駐車場の扉を開けると佐久間が先に出て、その後に楠さんが続く。てかお前が先に出るならお前が開けろよ笑
佐「今日の車はどの子かにゃー？」
キーのボタンを押しながら歩く佐久間の後ろをついていく。
隣を歩く楠さん。30…40センチくらい違うかな…小さいな…かわいいな…
けどなんか…視線感じる…？
岩「…俺の顔になんかついてます？」
A「えっ！？」
岩「いや…なんかすげぇ視線感じたんで」
A「あっあっ、すみません…」
急にキョドるところをみると、見られていたのは間違いではなかったらしい。でけぇなとか思われてたのかな。
佐「あったよー！ひかるー！Aちゃーん！」
A「はーい！ありがとうございまーす！」
佐久間の声に駆けていく楠さん。やっぱり佐久間の方が話しやすいんだろうな、あいつちっこいし。
佐「えー！なにそれ！」
叫ぶ佐久間の声に目を向けると、でかい鞄から取り出したクッション？座布団？を運転席に敷く姿。
A「これは運転席の高さ調節用のクッションでして…」
岩「荷物でかいと思ってたらそんなの入ってたんですね」
なるほど、座席を高くしても、それでも足りないのか。そもそも高さ調節なんてあまりしないから、気にしたことなかった
とりあえず俺も助手席に乗り込んだんだけど、その後も座席はめいっぱい前に！ギリギリまでたかく！ハンドル、ミラー、全部調節していて。すごく必死な姿が、めちゃめちゃ小動物でかわいい。
佐「運転席の真後ろめっちゃ広いわ笑」
そりゃそれだけ座席を前にずらしてたら広いわな。てか足届くの？あ、届くんだ、へぇ…
A「はい、では出発します。シートベルトお願いします」
岩「はーい。佐久間、お前もだよ」
佐「にゃす！俺右にいるねーん」
A「はい、お願いします」
あれやこれやして、やっと出発。さ、お手伝い頑張りますか。
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作者名：まめ
| 作成日時：2022年10月22日 14時
