妖物語〈ars KJ∞〉－３－ (ページ10)

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＜２２＞裕side ページ10

裕隆「Aちゃん！！！」

鬼「ふふっ、物わかりがいい奴だな」

裕「お前・・・！」

鬼「そうだぁ！横山の親ってお前のせいで死んだんだろ？」

はっ・・・

どうして、それを・・・

この事はAちゃんとAちゃんの親父さん、隆平しか知らんはずなんに・・・

鬼「丸山の親は・・・殺されたんだっけ？お前のせいで」

隆「ど、うして・・・それを・・・」

鬼がニヤっと笑った

そうか、これはあいつの作戦か

くそ・・・

鬼の作戦は確実に俺らの心を捕らえた

鬼「さて、お前らも俺の力になれ」

鬼がそう言うと

俺は見覚えのある五人の奴らに囲まれた

すばる、信五、章大、亮、忠義

やっぱ、最初から俺らも狙ってたんか

隆「裕・・・これどないする？」

裕「やるしかないやろ・・・」

す「覚悟しぃ・・・」

一気に襲ってくるすばるたち

お前らとまたこうやって戦うことになるとわな・・・

．

．

．

くそ・・・

こいつらかなり強くなっとる

ヤバイな・・・

隆「裕！こいつら眠らしてや！」

やっぱ、この手しかないか・・・

丁度、亮と忠義が襲いかかってきた

俺は二人の顔に手をあて、一気に闇を流し込んだ

二人が倒れる

この技は使いたくなかったんやけどな・・・

初めてすばると戦った時結構な怪我させてもうたからな

隆「裕！危ない！！」

裕「！？」

俺の体に植物のつるが巻きついてきた

動けん

それにこの力って・・・

目の前にはさっき眠らせたはずの亮と忠義がおった

こいつら・・・

隆「裕、どうなってるん！？」

裕「こいつら感情が無くなってもうてるんや！この技は感情がないときかんのや！」

隆「ってことは操られてるん・・・？」

そうゆうことやな・・・

くそ、動けん

隆「うわぁぁぁぁ！」

裕「隆平！！」

隆平が雛の糸で身動きがとれてない

それでも、もがく隆平

隆平の体は傷だらけになっていく

やけど隆平の動きが止まった

亮が銃を隆平の頭に突き付けたんや・・・

鬼が近づいてきた

鬼「お前なんて、居なくていいんだ。俺に吸収されろ・・・」

あぁ・・・

やっぱ、俺は居らんほうがええんや・・・

そして俺は意識を失った