妖物語〈ars KJ∞〉－３－ (ページ35)

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＜１０＞貴方side ページ35

～3年後～

ドタドタドタッ

隆「Aちゃーん！朝やでぇ！」

いつものように隆平が起こしに来てくれた

でも、私は朝が苦手で・・・

A「もうちょっと・・・」

隆「あかんっ！今日の妖退治俺らなんやから」

A「ぅうー・・・」

渋々起きあがった

着替えを済ませ、広間に行くと皆起きてた

翔「Aちゃん、おはよー♪」

雅和裕信章「おはよー♪」

潤す亮忠「おはよー・・・」

智「zzz・・・」

寝てるのが1人・・・

そして眠くて機嫌が悪いのが4人・・・

相変わらず個性豊かだ

私は3年前からこんな日常が当たり前になった

そりゃ、時には喧嘩もするし

落ち込む時だってある

でも、そのたびに皆でささえあってきた

私、皆が大好き

3年前の鬼の事件以来これといって

大きな問題はないけど

より絆が深まったと思う

裕「Aちゃん、さっきからなにボーッとしとるん？」

A「へ！？な、内緒だよ！」

こんなこと恥ずかしくて言えるか！

雅「えー！教えてよぉー！」

A「だーめっ」

雅「ちぇー・・・」

章「ちぇーって(笑」

忠「それよりご飯まだぁ？」

和「Ｊに頼んでみたら？」

亮「あんな、黒いオーラ放ってる潤くんに話しかけられんわ」

潤「・・・」

信「はぁー、しゃーない俺が作るか」

す「そんなん家来に頼めばええやん」

智「身の回りのことは自分でやるって約束でしょー？」

本当朝から元気だなぁ

ある意味尊敬だわ(笑

信ちゃんが作ったご飯を食べる

これが案外美味しいんだよね♪

ゆっくり、ゆっくり食べてると・・・

裕「Aちゃーん！そろそろ行くでぇ」

A「はーい！」

全―裕隆A「いってらっしゃっーい」

智「A、気をつけてね」

A「うん！」

裕隆「俺らは！？」

智「いってらしゃい」

裕隆「・・・」

A「ほら！行くよ！」

今日も私たちは妖と戦う

これからも沢山の困難が待っているだろう

でも、皆乗り越えて行こうね・・・