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" のぞむと淳太くんしか見ないでな "
「 この手紙を読まれてるってことは
そーゆーことやんな。
まず、のぞむ。
幼稚園からずっと一緒ののぞむは
おれの人生の支えになってた。
この病気が見つかったときやって
"大丈夫"とか"俺に頼れ"とか
言ってくれて、ほんまにたよりになった。
けど、限界やったみたい。
のぞむの前で何回も涙流して。
その時はいつも慰めてくれて。
俺にはこいつしかおらん。
ずっと一緒なんやな。
そう、思ってた。
のぞむ、1人にしてごめんな。
俺が死んだら
"流星いないとなんもできひん"
っていうんやろうな…(笑)
図星やろ?(笑)
ほら、な?
俺、お前のこと1番分かってる自信あんで。
あと、のぞむと出会って1番幸せだった自信もある。
今までほんまにありがとう。
ずっと言えなかったけど
大好きやで。
無理すんなよ。
流星。
次は、淳太くん。
いままでほんまにありがとう。
俺のつまらん話を聞く相手になってくれたり、
しんどかったら大丈夫?って言ってくれたり
淳太くんにとって当たり前なんやろうけど
その当たり前がほんまに嬉しかった。
のぞむ、俺いないと何にもできひんけど
よろしく頼むわ(笑)
これからも頑張ってな。
流星。
最後に、
とにかく、俺は幸せものでした。
今までずっと
あ り が と う 」
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作者名:ここ | 作成日時:2017年7月10日 19時