40話 葛葉side ページ4
やっぱお姫様だっこで華麗にゴールなんて、俺にはキツすぎたようで。
結果発表でぶっ倒れ、やばいくらいのめまい、はやくなる鼓動と呼吸。
朦朧とした意識の中覚えてるのは、かすんで見える真っ青な顔したAと、何度も呼ばれる俺の名前。
救護室のベッドで意識が戻ると、息切れ頭痛のオンパレード。
きつい、しぬほどきつい。
きつすぎて意識だけは逆に冷静になれる。
まあこんなことになる理由なんて分かってんだわ、
俺が吸血鬼なのに、血を飲んでいないから。
絶対これ、俺に起きる不調の原因7割はこれ
いや、10割か。風邪も怪我も、治癒能力がもっと高ければすぐ治るし。
んで、魔力不足もそれが原因。
魔力、姿を変えたりとかなんとかまあ色々できる力。
吸血をすると身体能力や治癒能力があがるのは、血を魔力に変換することができるから。
でも、血吸わない吸血鬼の魔力なんてないも同然。
そのカラカラ枯渇状態で日々無気力に生きてきたから、ちょっと無茶しただけでもこれ。
葛「はあっ、はーっ、………う、げほっ、」
ドアの開く音が耳に入ったが、今はそんなことどうでもいい。
血、血、血。
血飲みゃおわるんだよこんな苦しいの、
こんなときに限って血液パック持ってねえ、やらかしたァ…このままだと、
『…大丈夫ですか、?』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
つぎちょいぴんくです!!
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あ - 前編から来ました!!!ずはと夢主の関係だいすきです!更新頑張ってください🔥💪🏻 (1月4日 14時) (レス) id: 001f6adea4 (このIDを非表示/違反報告)
Ohata(プロフ) - はいてぇてぇ(真逆の葛葉さん人外設定!!きゅんです!!!!) (12月31日 17時) (レス) @page2 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:禁煙 | 作成日時:2023年11月8日 18時