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「…………」「…………」




珍しく、無言なさっくん。




エレベーターに乗り込んで2人きりの空間。




バクバク、と跳ねる心臓の音



さっくんに聞こえてないかな……




そう考えれば考える程、



バクバクが、増す……






「……Aちゃん」



急に呼ばれた名前に、めちゃくちゃ肩が跳び跳ねた。



……気付かれてない、かな?





「……な、なに?」




「……話、なんだけど、さ?」




「あぁ、うん。」




「……昨日の、……」




………昨日の、………




"こと、ごめんね?"





「……………」




「……あ……「あぁ!大丈夫!!」




「え?」





「大丈夫!!なんもなんも!!」




「………え?」




「ごめんごめん!私の方こそ!

たぶん、私の方が変な勘違いしちゃってたよね?

やだ、やだ。

あーゆーの、ほら、私もう、全然さ、ないから。

お、男の子に、上から見下ろされる、とかさ。


変に意識しちゃってごめんね!

気持ち悪いねぇ。私。

弟の友だちに。


ほんと、ごめん!」




ベラベラと訳のわからないことを並べられるだけ並べて




エレベーターの扉が開いた瞬間に飛び出した。




「あ、Aちゃん!」




「あぁ!マネージャーさん、来てるよ!

それじゃあ、またね!

今日も1日、頑張って!」




手を大きく振って、スタスタ歩く。




振り返ることはしない。




いや、出来ない。





………あぁ、怖い、怖い、怖い……





何を言われるのか、わかんないから




めちゃくちゃ怖くて……





つい、さっくんの言葉を遮ってしまった……





「……あぁ。」




思わずその場で、頭を抱えた。




どうしよう。




次、会った時




私……



普通に出来るのかな……




今まで以上に意識して、



変な風になってしまいそう。





……もう少し、男ってもんに耐性を持っていたかった……





その時、横を通り過ぎていった さっくんの乗るバン。




窓から手だけが出ていて、それは、ぶんぶん振られている。




あの手は、間違いなく さっくん。




見えてるかわかんないけど、私も手を振り返した。




……頭、抱えてたの、見られてた……かも…。

9*sakkun*→←7



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設定タグ:SnowMan , 佐久間大介 , スノーマン   
作品ジャンル:恋愛
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HANA*(プロフ) - くろさん» お読み頂きありがとうございます💗キュンキュンご提供出来たようで、こちらも嬉しいです😆✨ (4月1日 9時) (レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - すごくキュンキュンしました💗すてきなお話ありがとうございます✨ (3月31日 10時) (レス) @page49 id: 117f69f925 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - Snoニャンさん» お読み頂きありがとうございます❤️舘さま担なのですね❤️ご安心ください✨舘さまも後に控えておりますので、楽しみにお待ちいただければと思います❤️ (3月20日 18時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
Snoニャン - だて様できますか?だて担なので (3月20日 10時) (レス) id: e63a2206d2 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました💗息、してください💗🤣笑 続編 もお楽しみにぃー💗 (3月18日 11時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HANA* | 作成日時:2024年3月9日 11時

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