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「……Aちゃん」
また、名前を呼ぶ さっくん
その顔が……
見られない……
「……こっち、見てよ」
「……い、いや……えっと……」
泳ぐ視線。
クイッと顎を持たれて、途端に視界に拡がった
真面目な顔で、私を見下ろすさっくん。
心なしか……顔、近付いてきてる、ような……
「！」
ま、待って、待って、待って……
ヤバい……ヤバい……
「…………」
顔、傾いてる！？
「ま、ま、待って、待って！
さっくん！
ちょっと、待って！」
「ん？」
「わ、私だよ？」
「……ん？」
「暖の姉ちゃんだよ？」
「……ん？うん。知ってるよ？」
「ね、姉ちゃんだよ？」
「……うん。」
「……だ、ダメだよ」
「……なにが？」
「………そ、そういうことしたら、一番厄介な相手、だよ？」
「………ん？厄介？」
ハテナがたくさん浮かんでいそうな彼の顔。
「そ、そういうこと、したいなら
もっと、後腐れなさそうな……むぐ。」
「ストップ。」
さっくんの大きな手で、塞がれた私の口。
「待って？俺ってそんな風に見えてんの？」
「……」
「あ、違うか。
俺の職業が、そんな風に見せてんだ。」
私の口から、そっと離れていった彼の手。
「……え、っと……」
「……心外です。」
「え？」
「めっっちゃ心外。」
「……、…」
「……あのさ…」
ピンポーン…
「……あ…」
「はぁ……
タイミング、悪ぅ。」
ガクッ、と項垂れてから
私の上から退いた彼。
インターホンに向かいながら私に声をかけてきた。
「……部屋、行ってて？」
「え？」
「そんな、紅い顔、暖に見られたら
何言われるか、わかんないから。」
「！！」
また、ボッ、と熱を持った気がした私の顔。
「はいはーい、今開けるー」
インターホンに向かって声をかけてる さっくんの後ろを猛ダッシュ。
バタン、と部屋に閉じ籠って
ベッドにダイブ。
「……ニァーーーーー………」
枕を、ぎゅう。
ギュウ、ギュウ、ギュウ、ギュウ……
「ぅあーーーー！！！」
枕に顔を埋めて叫んだ。
……はぁ。
ドキドキ、止まんない……
なに、なに、なに、さっきの！！
そんなわけない！
彼に限って！！
私なんかに……
ないない！！
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HANA*(プロフ) - くろさん» お読み頂きありがとうございます💗キュンキュンご提供出来たようで、こちらも嬉しいです😆✨ (4月1日 9時) (
レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - すごくキュンキュンしました💗すてきなお話ありがとうございます✨ (3月31日 10時) (レス) @page49 id: 117f69f925 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - Snoニャンさん» お読み頂きありがとうございます❤️舘さま担なのですね❤️ご安心ください✨舘さまも後に控えておりますので、楽しみにお待ちいただければと思います❤️ (3月20日 18時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
Snoニャン - だて様できますか？だて担なので (3月20日 10時) (レス) id: e63a2206d2 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました💗息、してください💗🤣笑 続編 もお楽しみにぃー💗 (3月18日 11時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年3月9日 11時
