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『姉ちゃんにでも会いに行く気？笑』
『………うん。』
『おっと！素直ー！
さっくん！素直にね、素直に！』
……耳元から聴こえる、暖とさっくんの会話。
………『さっくん！素直にね、素直に！』
暖の言葉が脳内に木霊する。
………やっぱり、さっくんは……
ドキドキ高鳴る心臓。
『……もしもし？』
「あ、うん！」
『……今、暖んち、出たから。』
「……来てたんだね、家。」
『うん。……Aちゃんに会いに来た。』
「………そ、っか…」
『うん。そう。そうなの。
Aちゃんに、会いに行ったんだよ。』
「……ごめんね、不在にしてて…」
『ううん。これから会えるからいい。』
うわぁ。……ドクドク、胸が……痛い……
「………」
『……困ってる？』
「え？」
『……困ってない？』
「……ん。……大丈夫…」
『……あは、笑
そっか。"大丈夫"か。笑』
「……うん…」
『あ、車、着いたから住所、教えて？』
「あ、ちょっとまってね？」
カラカラ、とベランダから中に戻れば
美月が大きな声で
「あ、ねぇ！どうなった！？
告白でもされた！？」
「ちょ！ちょっと！！」
慌てて口を塞いだ。
"ムー、ムー"言ってる美月に
「まだ電話繋がってるから！」と小声で耳打ち。
「あ、マジ？」
あぁ、絶対聴こえてるじゃん……
……どうしよ……もぅ
「み、美月、とりあえず、ここの住所、教えて？」
「あ！迎え、来んの！？」
内緒話。
「……うん…」
「住所ねぇ、えっとぉ……」
「あ、さっくん、住所、言ってもいい？」
『……ん。言ってー？』
……なんか、笑ってる。
……やっぱ、聴こえてたんだ……
「えっとね……」
美月の伝えてくれる住所を、そのまま さっくんに伝えれば
『１５分で着くから。』
「あ、うん。
……待ってる、ね？」
『……ん。待ってて？』
「あ。運転するし、さすがに切るね？」
『んー。うん。……心の準備するから切るわ。』
「え？」
『……"待っててね"』
「あ、……うん。」
"ん、じゃね、またあとで"
と電話が切れた。
……最後の"待ってて"…は……
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HANA*(プロフ) - くろさん» お読み頂きありがとうございます💗キュンキュンご提供出来たようで、こちらも嬉しいです😆✨ (4月1日 9時) (
レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - すごくキュンキュンしました💗すてきなお話ありがとうございます✨ (3月31日 10時) (レス) @page49 id: 117f69f925 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - Snoニャンさん» お読み頂きありがとうございます❤️舘さま担なのですね❤️ご安心ください✨舘さまも後に控えておりますので、楽しみにお待ちいただければと思います❤️ (3月20日 18時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
Snoニャン - だて様できますか？だて担なので (3月20日 10時) (レス) id: e63a2206d2 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました💗息、してください💗🤣笑 続編 もお楽しみにぃー💗 (3月18日 11時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年3月9日 11時
