24＊sakkun＊ ページ24
「姉ちゃーん！ベッド行きなー！
ここで、寝たら明日腰痛いとか言うじゃん！
俺のせいにすんじゃん！
早くベッドいけー！」
ものすごい勢いで揺さぶる暖。
グワングワン揺らされてんのに、起きないAちゃん。
「もう運んであげたら？暖。」
「えー？重いもん。やだ。」
「軽そうだけど。」
「しんどい、めんどい！」
「……さすが、弟。」
「ねぇ！姉ちゃん！」
ついに、蹴りだした 笑
「ちょいちょい！蹴るのだけは、やめてあげて！」
「……んー……暖ー…」
「あ、起きた！
ベッド行け！ベッドー！」
「暖ー、連れてってー」
目を閉じたまま、手を伸ばしてるAちゃんが、カワイイ。
結局俺的には、なにしてても、カワイイんだけどね。
「やだよ、自分で行けよ！」
「はーるーー」
「………んし。」
「ん？」
「Aちゃん、俺でもいー？」
そう声を掛ければ
「んー。さっくん、連れてってーー」って。
あぁ、酔っ払ってるけど、ちゃんと"俺"は認識されてた。笑
抱き上げようとして、
やたら静かな暖を見れば
なんか、驚いた顔してて
「ん？なに？」
「……姉ちゃん。」
「むー…？」
「……誰に頼んでるか、わかってる？」
「んー…さっくーん。」
「……ん？なに？なんか変？」
「……いや、酔っ払ってる時、
家族にしか触らせないから。この人。」
「え？」
「ほら、さっきも言ったじゃん。
酔っ払ってても、どっかでわきまえてるって。」
「…………」
「……グゥ。」
「あ、寝た。笑
ってか、そっか。
姉ちゃんの中で、さっくんは、もう特別なのかも。」
………特別……
「……ちょ、ちょ、ちょっと、暖……
マジ、今やめて？それ。
ぬか喜びしそうだから。」
「普通に喜んでいいと思うけどねー。」
「……と、とりあえず、寝てる間に運ぶ！」
よいしょ、と抱えれば
やっぱ、軽くて。
俺の腕の中でも、スヤスヤ眠るAちゃんに、キュンが、止まんない。
「入るよー」Aちゃんの部屋の扉を開けて
ベッドに下ろして、布団をかけて……
……めっちゃ、チュウしたかったけど我慢して
「……おやすみ」
髪を撫でて、部屋を出た。
………弟からの"特別"
その言葉で、浮かれないわけが、なくない？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 698人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HANA*(プロフ) - くろさん» お読み頂きありがとうございます💗キュンキュンご提供出来たようで、こちらも嬉しいです😆✨ (4月1日 9時) (
レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - すごくキュンキュンしました💗すてきなお話ありがとうございます✨ (3月31日 10時) (レス) @page49 id: 117f69f925 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - Snoニャンさん» お読み頂きありがとうございます❤️舘さま担なのですね❤️ご安心ください✨舘さまも後に控えておりますので、楽しみにお待ちいただければと思います❤️ (3月20日 18時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
Snoニャン - だて様できますか？だて担なので (3月20日 10時) (レス) id: e63a2206d2 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました💗息、してください💗🤣笑 続編 もお楽しみにぃー💗 (3月18日 11時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HANA*
| 作成日時：2024年3月9日 11時
