20＊sakkun＊ ページ20
「……もしもし、Aちゃん？」
『あ、え？どうしたの？』
「ごめん。帰り、遅いから心配になって。」
『え？』
「いや、暖に飲み会なの？って聞いても、知らねーって言うから、
ちょっと、心配になっちゃって…
あ、でも、飲み会なら、よかった。
じゃあ、ごめんね？邪魔して。」
『あー、ううん。
……ありがと。心配、してくれて。』
「んにゃ！全然！」
『……もう、帰るとこ、なんだけどね。』
「あ、そうなん？」
『……さっくんは、もう帰っちゃう？』
「え？」
おもわず暖に視線を送れば
ニターーっと、イヤらしく笑うから
スピーカーから切り替えて、
スマホを耳に当てた。
"あぁ！なんか、こっからがいいとこっぽいのに！！"って、騒いでる暖に背を向けて、
ベランダへ。
「あ、ごめん。
まだ、帰んないよ！」
『……そっか。』
「……なに？」
『え？』
「あ、迎え、行こうか？」
『いや！！大丈夫！！』
「あは、笑
じゃあ、待ってるね？」
『え？』
「Aちゃん、帰ってくんの、待ってる。
顔見たら、帰るよ。」
『あ、いや！大丈夫だよ？！』
「んは、笑
俺が、Aちゃんに会いたいだけだから。」
『！』
「だから、顔見たら、帰る。
……気をつけて帰ってきてね？」
『あー……うん……
ありが、とう。』
「ん。じゃね。」
『ん。じゃあ。』
「………。」『…………。』
「………。」『…………。』
「あは、笑
ねぇ！切ってよ！笑」
『あ、さっくんが、切ってよ！』
「えー？俺、電話切れないタイプなんだよねぇ。」
『私もだよ？』
「じゃあ、俺らの電話、一生終わんねーじゃん！笑」
『………あー…』
「……どうする？」
『ん？』
「……繋げとく？」
『い、いや！切ります！』
「あは、笑
切られるー！笑
じゃあ、Aちゃんが切ってねー」
『あ、はい。了解しました。』
「なに、了解しましたって！笑」
『いや、うん。じゃあ、切ります。』
「ん。じゃね。」
『うん。……じゃあ……
ふぅ。……ぇぃ！』
音の無くなった、耳元のスマホ。
………"ぇぃ！"だって。笑
「くふふふふ、笑」
待って？めっちゃカワイイ。
「はぁ。……また、キュン、しちゃったじゃん。」
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HANA*(プロフ) - くろさん» お読み頂きありがとうございます💗キュンキュンご提供出来たようで、こちらも嬉しいです😆✨ (4月1日 9時) (
レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - すごくキュンキュンしました💗すてきなお話ありがとうございます✨ (3月31日 10時) (レス) @page49 id: 117f69f925 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - Snoニャンさん» お読み頂きありがとうございます❤️舘さま担なのですね❤️ご安心ください✨舘さまも後に控えておりますので、楽しみにお待ちいただければと思います❤️ (3月20日 18時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
Snoニャン - だて様できますか？だて担なので (3月20日 10時) (レス) id: e63a2206d2 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました💗息、してください💗🤣笑 続編 もお楽しみにぃー💗 (3月18日 11時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年3月9日 11時
