18＊sakkun＊ ページ18
「また、ツナとシャチに会いに行ってもいい？」
「もちろん！！」
「……次は、暖と、一緒に行くね？」
「……へ？」
「暖も、会いたいと思うから…」
帰り道、車で送っていく途中の、そんな会話。
………あれ？
近付いた気がした距離は、まだまだ全然遠かった？
一瞬そう思ったけど、
………あぁ、違うか。
これは、俺を"意識"し出してくれてる証拠。
「ん。暖も会いたいもんね。
……でもさ？」
「ん？」
「Aちゃんだけで、来てくれても全然いいからね？
大歓迎。
また、２人で、メシ、食べようね？」
まだ、グイ、くらいにしておかないとね。
「……あぁ……うん。」
戸惑い全開。
ついこの前まで、本当に"弟"扱い。
心の底からの、"弟"扱いだった。
それが、少しずつ、"弟"が、抜けてきてる。
もっと、意識してほしい。
これが、本音。
でも、逃げられても困る。
この微妙な位置が、一番難しい。
「はい、到着ー」
「あ、ありがとね。送ってくれて。」
「いーえー。どういたしましてぇ。
暖、帰ってるかな？」
「あー、まだだと思う。」
「ん。そっか。」
……ほんとは、寄っていきたい。
暖を言い訳にまだ、一緒にいたい。
でも、これ以上はきっと、ダメ。
「それじゃあ、またねぃ！」
「うん。またね。」
ドアを開ける直前
「あ、待って？」
彼女の細い腕を引いて
近付けた距離。
「！」
「髪に、なんかついてた。」
さらりと撫でた、"何もついてない"彼女の髪。
「ん。取れたよ？
じゃあ、またね！」
「あ、あぁ、あ、ありがとう……
気をつけてね…」
「あい、ありがとぉ。
バイバイ！」
「ん。ば、バイバイ…」
紅い頬を手で隠しながら降りていったAちゃん。
車の中からマンションに入っていく彼女を見送って
俺、ニヤニヤ。
……これくらいは、許されるでしょ？
だって、触りたかったんだもん。
嘘ついて、ごめんね？
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HANA*(プロフ) - くろさん» お読み頂きありがとうございます💗キュンキュンご提供出来たようで、こちらも嬉しいです😆✨ (4月1日 9時) (
レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - すごくキュンキュンしました💗すてきなお話ありがとうございます✨ (3月31日 10時) (レス) @page49 id: 117f69f925 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - Snoニャンさん» お読み頂きありがとうございます❤️舘さま担なのですね❤️ご安心ください✨舘さまも後に控えておりますので、楽しみにお待ちいただければと思います❤️ (3月20日 18時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
Snoニャン - だて様できますか？だて担なので (3月20日 10時) (レス) id: e63a2206d2 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました💗息、してください💗🤣笑 続編 もお楽しみにぃー💗 (3月18日 11時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年3月9日 11時
