16＊sakkun＊ ページ16
「ひゃーー、かわいーー」
「でしょでしょ！カワイイでしょ？
今日から、家族ですよー」
引き取ってきた、ツナとシャチ。
２匹をかごに入れて、
Aちゃんが、２匹とともに後部座席へ。
終始、かわいいを連発するAちゃんが、カワイイ。
そして、カワイイの彼女の声に反応するように
"ニャーニャー"鳴く、２匹が、これまた、カワイイ。
カワイイのコラボ。
カワイイの渋滞。
緩みっぱなしになる、俺の顔。
……………
…………………
「お、お邪魔、します…」
「はい、どうぞぉー」
いつもと逆。
俺が迎える側。
だって、俺んちだから。
母ちゃん以外の女のヒトが、ここにいるの、初めてかも。
なんか、勝手にドキドキ。
「わぁ、ネコちゃんタワーもあるー！」
「んー、買っちったぁ。
気に入ってくれるといいけどぉ」
カゴから２匹を出せば、警戒中。
ネコは、警戒心が強いから。
初めのうちは、そっと見守るのがいいらしい。
ツナとシャチのゴハンを、傍に置いて
Aちゃんと、２人で途中で買ってきたピザで、ディナータイム。
「ビール、飲む？」
「え？いや！ううん！今日は大丈夫！」
「ピザには、ビールだなぁ！とか言ってなかったっけ？笑」
「あ、やだ！そんなのも聞いてたの？止めてよぉ」
あ、また恥ずかしそうな顔。
……たまんなく、キュン。
「じゃあ、ジュースにしとく？」
「ん。ジュースで…」
「りょーかいりょーかい！
オレンジでい？」
「うん。オレンジで。」
「ん。どぞ。」
「ありがと。」
コップを手渡す時に、チョンと指先が触れて
ドキっとした。
Aちゃんを、見れば
Aちゃんも、もしかして、ドキ、としてくれてる？
そんな顔に見えた。
『押して、押して、押し倒す勢い』
思い出した、暖の言葉。
……いやいや、押し倒しはしないけど！！
「ピザ、どうぞ」
お皿に乗せてあげればまた、はにかみ笑顔。
「ありがと。……さっくんて、優しいよね。」
「……、…」
上目遣いの、その台詞は、
わざとなの？
天然なの？
どっちにしても、俺、キュン、なんですけど？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 698人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HANA*(プロフ) - くろさん» お読み頂きありがとうございます💗キュンキュンご提供出来たようで、こちらも嬉しいです😆✨ (4月1日 9時) (
レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - すごくキュンキュンしました💗すてきなお話ありがとうございます✨ (3月31日 10時) (レス) @page49 id: 117f69f925 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - Snoニャンさん» お読み頂きありがとうございます❤️舘さま担なのですね❤️ご安心ください✨舘さまも後に控えておりますので、楽しみにお待ちいただければと思います❤️ (3月20日 18時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
Snoニャン - だて様できますか？だて担なので (3月20日 10時) (レス) id: e63a2206d2 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました💗息、してください💗🤣笑 続編 もお楽しみにぃー💗 (3月18日 11時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HANA*
| 作成日時：2024年3月9日 11時
