11＊sakkun＊ ページ11
「暖ー、今日行っていー？」
『ちょっと遅くなるけど、姉ちゃんいるから先、家で待っててー』
「まじ？いいの？」
『だいじょぶ、だいじょぶー！
言っとくー』
「んー、じゃあ、先行くー」
そうやって、暖がいないのに、暖んちに行ったのの最初は、初対面から半年後くらいだった。
で、２３時頃に、暖んち、ピンポーン。
『え！？さっくん！？』
……え？あれ？暖ー？
もしかして……
「え、暖に聞いてない？」
『とりあえず、開けるから入っておいでー！』
「あーい。」
エントランスの自動ドアが開いた。
……暖めー。
そんな気もしてたけど。
…………
……………
ピンポーン。
すぐに開いたドア。
顔を出した、笑顔の姉ちゃん。
「ごめん、暖の姉ちゃん。暖に言っといたんだけど…」
「んーん。大丈夫よー。
あ、さっくん、ご飯食べた？」
「え、まだ。」
「カレー、食べる？」
「え、いいの？」
「うん！いっぱい作ったから！よかったら食べて？
あ、もうこんな時間だけど 笑」
"どうぞー"と
もう見慣れたリビングに俺を連れてってくれて
ダイニングに座れば
"温めるから待っててー"とキッチンに入ってったその姿を目で追って
ここから見える、カレーを温め直す姉ちゃんをただ、見てた。
パチッと目があって
"なにー？"なんて笑ってくれて…
胸が、めっちゃキュン、てした。
姉ちゃんのカレーは、めっちゃ旨くて
"旨い、旨い"と食べる俺のことを、嬉しそうに
ニコニコ見てくるから
ずーっと、胸がキュンとしてた。
こん時だな。
暖の姉ちゃんを、"いいな"って思ったのは。
「姉ちゃん、そのピアス、カワイイね。」
彼女がいつも付けてる、ピンクのスワロフスキーの一粒ピアス。
「あ、これ？
ありがと。
うちのお店でね、初めてのお給料でちょっと奮発して買ったんだぁ。
お気に入りなの。」
「似合ってるよ。」
「ふふ、笑
ありがとね。
さっくんは、ピアス、しないの？」
「俺は、開けてないからさぁ。」
「えー、そうなんだ！意外！
似合いそうなのに。」
「………」
いつか、ピアス、開けて、姉ちゃんに選んで貰おっかな。
なんて、そんな予定もないのに
ウキウキしたのを昨日のことのように思い出せる。
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HANA*(プロフ) - くろさん» お読み頂きありがとうございます💗キュンキュンご提供出来たようで、こちらも嬉しいです😆✨ (4月1日 9時) (
レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - すごくキュンキュンしました💗すてきなお話ありがとうございます✨ (3月31日 10時) (レス) @page49 id: 117f69f925 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - Snoニャンさん» お読み頂きありがとうございます❤️舘さま担なのですね❤️ご安心ください✨舘さまも後に控えておりますので、楽しみにお待ちいただければと思います❤️ (3月20日 18時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
Snoニャン - だて様できますか？だて担なので (3月20日 10時) (レス) id: e63a2206d2 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました💗息、してください💗🤣笑 続編 もお楽しみにぃー💗 (3月18日 11時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年3月9日 11時
