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「……どうして、そうやって俺から逃げようとするの？
もう、逃げられないってわかってるでしょ？」
「……っ、」
「……そんなに、俺のこと、信用できないの？」
「……蓮……、…」
「……もう俺は子どもじゃない。
好きな女の1人くらい、ちゃんと守れるよ？」
「…っ、…」
「………俺のこと、好きなんでしょ？
素直になってよ。」
「……蓮……っ、…」
どこまでも 真っ直ぐな蓮。
私の手首を握る蓮の手をそっと握れば
「A……」と私を呼ぶ声。
その切な気な声が
私の耳も、
心も、揺さぶって……
「……っ、……蓮………怖いの……」
「え？」
「……私……蓮をまた、困らせるじゃないかって……
蓮の、重荷になるんじゃないかって……
怖い……」
「………」
「……怖くて、仕方ないの……っ、…」
ぽろっと溢れていった本音と涙。
「……それが、本音？」
「…………ごめん……私……全然大人なんかじゃないの……っ、……
本当は 怖がりで、甘えたで、弱いの……、…」
「……ん。知ってる。」
「……蓮……っ、」
「もう、ムリに大人でいようとしなくていいよ。
言ってんじゃん。俺が大人になってんだって。」
「……っ、…」
「俺が、Aのこと、守るから。
なにも心配しないで、ここにいればいい。」
「……蓮……」
蓮の顔を見れば、
やっぱり、真っ直ぐな瞳も、その表情も何もかも
変わってなくて
それなのに……すごく、大人で……
「……A？」
「……っ、…」
「……俺がさ、全部、どうにかしてあげるから…」
「…っ、…蓮……」
「………どうにかするから。
……おいでよ。」
私の前に差し出された手のひら。
また、フラッシュバックする あの日の蓮。
でも、今、目の前にいるのは
あの日とは 比べ物にならない程、大人になった蓮。
本当にすべてをどうにかしてくれそうな、
そんな、大人な、蓮。
「……、っ……蓮……」
「……うん。」
「……っ、……行っていいの？……」
「ん。おいで。
……もう、絶対に離さないから。」
差し出された手のひらを、そっと握って
「……うん……」と頷けば
引き寄せられて、すぐに重なった唇。
胸に拡がる幸せと、安心感。
………不思議……
あんなに不安で怖かったのに…
大丈夫なんだって、心から思えてる……
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HANA*(プロフ) - kさん» 最後までありがとうございました🖤ドキドキワクワクをご提供出来て良かったです🖤 次回も💗storyで、ドキドキワクワクして貰えるよう頑張ります💗次回もお楽しみに💗 (3月3日 8時) (
レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りこさん» 最後までありがとうございました🖤めめには、やっぱめめ道を突き進んで欲しくて🤣笑 💚坦さんにも楽しんで貰える作品が描けてよかったです💚 お次はぜひ、💗くんに落とされ掛かってください💗😁 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました🖤水を滴らせたかったんですよねぇ、めめ🤣私の願望に口角上がってくださっててよかったです！🤣 また💗のお話でお会い致しましょう💗 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - こじまるさん» 最後までありがとうございました🖤暖くんの恋は成就しなかったけど、いつか誰かと幸せになってくれる未来がきっとある!!🤣笑 また次の作品でお会い致しましょう💗 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - 毎回の更新をドキドキワクワクしながら、読ませていただきましたー！ハッピーエンド良かった（т-т）甘々の続編も読みたいです！！！ (3月2日 21時) (レス) @page48 id: 0c8f546268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年2月24日 16時
