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「……なんか、ホッとした。」
個室で蓮と２人きり。
ヘッドスパの準備をしながらのそんな会話。
「え、なんで？」
「暖と、笑ってたから。」
「あぁ、笑
うん。さすが佐久間くんの友だちって感じで
俺も、安心した。」
「安心？」
「この６年、Aの傍には 暖くんがいてくれたってこと。」
「…………」
「きっと、支えてくれてたんじゃないの？」
「………ん。確かに。
……全部知ってたのは 暖だけだったから…」
「……そっか。
まぁ…悔しいのもあるけど、でもよかった。
Aが1人じゃなくて。」
「…………」
ズルいなぁ。ほんと。
「………A？」
「……なに？」
「……そろそろ、素直になっとく？」
「………椅子、倒します。」
椅子を倒せば、蓮と目があった。
ふわりと微笑まれたから
顔を背けた。
「………まだかぁ。」
まだかぁ。って。笑
「ふふ、笑」
「……また、笑ってくれるようになったね。」
「え？」
「……とりあえず、それが見られるなら、
今は それだけでもいいや。」
なに、それ。
「……もう、寝て。」
「くはは 笑」
「……目、瞑って。」
「……キスでもしてくれんの？」
「バカじゃないの？」
「……ふは 笑
それ、好き。」
「……もぅ。早く寝て。」
おでこを、ペチッと叩いたら
嬉しそうに笑って、目を閉じた。
………あぁ…
そろそろ、限界かも。
……………
………………
「……ぐー…」
あれから、２０分。
結局寝てる、蓮。
疲れてるもんね、絶対。
……相変わらず、睫毛が長い。
………あー、そう、そう、
本気で寝てる時、口ぽっかり開いてくるんだよな。
それをボーッと見ながら、
私は眠らないように必死だったっけ、あの頃。
彼の寝顔に、そんな記憶が甦る。
「……蓮…」
つい……
あの頃のように、名前を呼びたくなってしまった。
私が彼に恋をしたのは
眠る蓮の名前を呼んだ時だった。
それからも
眠る蓮に、
こうやって、よく名前を呼んだ。
それが、なんか……
すごく、幸せだったんだよな……
今、この瞬間、
この世界には
私と、蓮だけしかいないような、そんな気がして
すごく、幸せだった。
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HANA*(プロフ) - kさん» 最後までありがとうございました🖤ドキドキワクワクをご提供出来て良かったです🖤 次回も💗storyで、ドキドキワクワクして貰えるよう頑張ります💗次回もお楽しみに💗 (3月3日 8時) (
レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りこさん» 最後までありがとうございました🖤めめには、やっぱめめ道を突き進んで欲しくて🤣笑 💚坦さんにも楽しんで貰える作品が描けてよかったです💚 お次はぜひ、💗くんに落とされ掛かってください💗😁 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました🖤水を滴らせたかったんですよねぇ、めめ🤣私の願望に口角上がってくださっててよかったです！🤣 また💗のお話でお会い致しましょう💗 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - こじまるさん» 最後までありがとうございました🖤暖くんの恋は成就しなかったけど、いつか誰かと幸せになってくれる未来がきっとある!!🤣笑 また次の作品でお会い致しましょう💗 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - 毎回の更新をドキドキワクワクしながら、読ませていただきましたー！ハッピーエンド良かった（т-т）甘々の続編も読みたいです！！！ (3月2日 21時) (レス) @page48 id: 0c8f546268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年2月24日 16時
