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ドクン、ドクン、とずっと早く刻む私の鼓動。
……静まれ、静まれ。
そう思えば思う程
さっきの蓮が脳内を支配する。
『……どうにかして、一緒にいたい……』
途端に、熱くなる指先。
………昔からズルかった蓮は
昔より、ズルくなってる。
違う、ズル賢くなってる。
「………困る……」
とにかく、早く蓮から逃げたい。
少し広めの通りに出て、タクシーを止めて
乗り込むと、
「！」
突然、乗り込んできた 蓮。
「な、なにしてんの！？」
「俺も、こっち方面だし。」
「蓮！」
「行き先、早く言わないと俺んち言うよ？」
「…………」
「……ん？いいの？笑」
「………──まで。」
「くはは 笑」
パタン、と扉が閉まった。
シートに背中を付けた彼の口角は 上がりっぱなし。
「……蓮……」
「ん？なに？」
「……なに、これ。」
「ははは 笑」
笑う蓮の右手は
自然な仕草で、私の左手を握ってた。
「……離して。」
「……ねぇ、やっぱ、俺んち、来る？」
──『…ねぇ、来る？』
差し出された手のひら。
まだ、少し少年ぽさの残ってた蓮が甦る。
隣を見れば、
あの頃の少年さは無くなった、大人の色気を帯びた蓮が笑ってた。
「………俺が、どうにかしてあげる。」
………絶対、わざと。
全部、わざと、昔を思い出させるセリフばかり言ってる。
「………どうにも、なんない。」
「………A。」
「…なに、その有無を言わさないって顔。」
「ん、真似。笑」
「………ムカつく。」
「………ねぇ。」
「………。」
「ふは 笑」
「………。」
「……ムカついてるわりに、顔真っ赤だけど？笑」
「………、…」
バッ、と顔を下に向ければ
隣でクスクス、笑う声。
「ねぇ、そんな下手だった？笑」
「……蓮は そんな意地悪だった？」
「……意地悪したくなるのかもなぁ。」
「え？」
「好きな人、には ？」
「……っ、……」
「ぶは 笑
可愛。」
………ダメだ。
蓮が、大人になってる………
真っ赤な顔を隠すように、窓の方へ身体の向きを変えたのに
窓ガラスに反射する蓮が、楽しそうに笑ってて
余計に落ち着かなくなった。
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HANA*(プロフ) - kさん» 最後までありがとうございました🖤ドキドキワクワクをご提供出来て良かったです🖤 次回も💗storyで、ドキドキワクワクして貰えるよう頑張ります💗次回もお楽しみに💗 (3月3日 8時) (
レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りこさん» 最後までありがとうございました🖤めめには、やっぱめめ道を突き進んで欲しくて🤣笑 💚坦さんにも楽しんで貰える作品が描けてよかったです💚 お次はぜひ、💗くんに落とされ掛かってください💗😁 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました🖤水を滴らせたかったんですよねぇ、めめ🤣私の願望に口角上がってくださっててよかったです！🤣 また💗のお話でお会い致しましょう💗 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - こじまるさん» 最後までありがとうございました🖤暖くんの恋は成就しなかったけど、いつか誰かと幸せになってくれる未来がきっとある!!🤣笑 また次の作品でお会い致しましょう💗 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - 毎回の更新をドキドキワクワクしながら、読ませていただきましたー！ハッピーエンド良かった（т-т）甘々の続編も読みたいです！！！ (3月2日 21時) (レス) @page48 id: 0c8f546268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年2月24日 16時
