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「……どうして？」
「………蓮は カッコいい大人になったから」
「……意味、わかんないんだけど。」
「カッコ悪い私が、傍にいたら
カッコ悪くなっちゃうよ？笑」
「笑えない。」
「………これで、終わり。」
「…………」
「……なにも言わずに離れたせいで、
ずっと縛り付けててごめんね？
もう、大丈夫。」
「……なに、それ。」
「もう、私の影に
縛られないで、いいよ？」
「………大人ぶんなよ。」
「……大人ぶってるんじゃない。
私は "大人"なの。
蓮だって、もう"子ども"じゃない。
わかるでしょ？
もう、"始められない"って。」
「……わかんないよ。」
「蓮、会いに来てくれてありがとう。」
「ねぇ。」
私の手を握ったままだった、蓮の手をきゅ、っと掴んで
そっと離させた。
「……蓮、寒いから、風邪ひかないようにね？
ずっと、応援してるから。
……頑張りすぎないようにね？」
「A」
「じゃあね。バイバイ。」
あの時は 言えなかった
"バイバイ"。
「蓮も、言って？」
「……言えるわけないじゃん。」
「………じゃあ、私だけでいいや。」
無理矢理、口角を上げれば
蓮が、怒ったような顔をした。
「………ねぇ。やっぱ、自分勝手。」
「うん。知ってる。
言ったでしょ？
私は 自分勝手だって」
「…………」
「……元気でね、蓮。」
蓮に背を向けて、歩いた。
絶対に振り返らなかった。
もしかしたら、蓮が追いかけて来て
私の腕をまた掴むかもしれない…
そう思ったけど、
私の腕が掴まれることも、
『A』って、名前を呼ばれる事もなかった。
………これで、良い。
私は 蓮の隣には居られないんだから。
自分勝手な女だと、今からでも、キライになってくれたら
それで、良い。
「………、……」
公園を出たら、
ポタポタと地面に落ちてきた水滴。
それは さっきまでの雪が、雨に変わったから。
ただ、それだけ。
「……っ、……」
「………なーにやってんの。」
バタバタと傘に雨が当たる音。
傘の中なのに、ポタポタ落ちる水滴の傍には
ダボダボの裾と、スニーカー。
「……お節介は 暖と蓮にだけにしてね。」
顔を上げれば、困った顔した佐久間くんがいた。
「……素直じゃないんだから。」
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HANA*(プロフ) - kさん» 最後までありがとうございました🖤ドキドキワクワクをご提供出来て良かったです🖤 次回も💗storyで、ドキドキワクワクして貰えるよう頑張ります💗次回もお楽しみに💗 (3月3日 8時) (
レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りこさん» 最後までありがとうございました🖤めめには、やっぱめめ道を突き進んで欲しくて🤣笑 💚坦さんにも楽しんで貰える作品が描けてよかったです💚 お次はぜひ、💗くんに落とされ掛かってください💗😁 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました🖤水を滴らせたかったんですよねぇ、めめ🤣私の願望に口角上がってくださっててよかったです！🤣 また💗のお話でお会い致しましょう💗 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - こじまるさん» 最後までありがとうございました🖤暖くんの恋は成就しなかったけど、いつか誰かと幸せになってくれる未来がきっとある!!🤣笑 また次の作品でお会い致しましょう💗 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - 毎回の更新をドキドキワクワクしながら、読ませていただきましたー！ハッピーエンド良かった（т-т）甘々の続編も読みたいです！！！ (3月2日 21時) (レス) @page48 id: 0c8f546268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年2月24日 16時
