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「どうして……」
「……んー。
俺さ？暖にもね、弱いんだけど……
何故か、蓮には もっと弱いんだ」
眉を下げて笑う佐久間くんが、
私のシートベルトを、外した。
「………"待ってる"。」
「え？」
「……連れてきてって、言われた訳じゃないんだけど
『待ってるって、伝えて』って言われたんだ。
『来てくれるまで、待ってる』って。」
………来てくれるまで、待ってる。
「……、……ズルい……蓮……っ、…」
「んね。ズルいよね 笑
そんなん言われたらさ、俺もムリじゃん。笑
でもね、
行くのも、行かないのも、Aさんが選べる。」
「……っ、……」
「……でも、俺は
その涙に、従ってもいいんじゃないかって思うよ？
蓮も大人の男になってるよ？
６年分のAさんの、涙くらい
全然、受け止められる。」
「……っ、…佐久間くんも、ズルい…」
「にゃは 笑
うん。ごめん。笑」
「……っ、……」
「……ちゃんとさ、話た方がいいと思うんだ。
こんな風にまた、再会するなんて、ね？
そうそう、ないし。」
佐久間くんの気遣いが、すごく嬉しい。
だけど……
「………ううん。」
「え？」
「……蓮には 逢えない」
「……どうして？」
「………逢いたくないの。」
「……そんな顔して、言う台詞じゃないと思うけど。」
顔を上げれば、困った顔した佐久間くんと目があった。
「………」
「……ちゃんと、全部話しておいでよ？
蓮にも知る権利はあるし、
Aさんにも、６年分の溜め込んでた思いを、吐き出す権利、あるよ？」
「………佐久間くん……」
「後で、お節介だって、怒ってくれても俺は全然いいからさ。
とりあえず、行っておいでよ？」
私の背中を、ポンポン、と優しく叩いて
ふわりと笑ってくれた佐久間くんに
文字通り背中を押された気持ちになった。
「…………」
ドアを開けて、降りれば
遠くのブランコに、座る
少し大きくなったように思える背中が見えて
やっぱり胸がきゅ、と音を立てた。
「……いってくる」
佐久間くんに、声をかけて
手を振ってくれた彼に
笑い返して
脚を進めた。
………蓮に、向かって……
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HANA*(プロフ) - kさん» 最後までありがとうございました🖤ドキドキワクワクをご提供出来て良かったです🖤 次回も💗storyで、ドキドキワクワクして貰えるよう頑張ります💗次回もお楽しみに💗 (3月3日 8時) (
レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りこさん» 最後までありがとうございました🖤めめには、やっぱめめ道を突き進んで欲しくて🤣笑 💚坦さんにも楽しんで貰える作品が描けてよかったです💚 お次はぜひ、💗くんに落とされ掛かってください💗😁 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までありがとうございました🖤水を滴らせたかったんですよねぇ、めめ🤣私の願望に口角上がってくださっててよかったです！🤣 また💗のお話でお会い致しましょう💗 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - こじまるさん» 最後までありがとうございました🖤暖くんの恋は成就しなかったけど、いつか誰かと幸せになってくれる未来がきっとある!!🤣笑 また次の作品でお会い致しましょう💗 (3月3日 8時) (レス) id: 081984e997 (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - 毎回の更新をドキドキワクワクしながら、読ませていただきましたー！ハッピーエンド良かった（т-т）甘々の続編も読みたいです！！！ (3月2日 21時) (レス) @page48 id: 0c8f546268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年2月24日 16時
