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「変な人。」
「え？そう？俺、結構常識人なんだけど。」
「……常識ね。」
ふふ、と上品な笑いに戻った。
ありゃ、戻った。
……と、その時
「……やだぁ」と別のところから女の声。
「！」
ここからは、ちょっと見えにくいけど
チラッと見えたのは、
屋上に入ってきた男女の姿。
しかも……
ゲ、この人の旦那とさっきの若そうな女。
明らか、イチャこいてやがる。
「…………」
おいおい、マジかよ。
嫁、ここいるぜ？おっさん。
そんな目線を送ってみても、なんせ遠いし。
「………」
彼女に、視線を戻せば、空見てた。
………もしかして、気付いてない？
「……ちょっと、こっち」
もっと、奥へ、
あっちからも、こっちからも見えない位置へ移動した。
「……お酒、苦手なの？」
「え？」
「いや、さっき呑んでないって言ってたから。」
「あー。うん。得意じゃない。」
「え、でもさっき、シャンパンみたいなの持ってなかった？」
「あー、ジンジャーエール。」
「あぁ！」
とにかく、喋った。
どうでもいいこと。
あのおっさんが、居なくなるまで。
そう思って。
………でも
「ねぇ、待って、……っ、ん、もう…」
いやいや、待て待て。
おっ始めんなよ？マジで。
なんか、ヤバそうな声聞こえてきて、
思わず、彼女の小さな耳を、俺の両手で塞いでた。
「！」
顔を上げた彼女と目があって
曖昧に笑えば
彼女も口角だけをあげて、
そのまま、ジッとしてくれてた。
あぁ、やっぱ気付いてたのか。
………早く終われよ。
どっか、行けよ。
そんな俺の願いが、通じたのか
少ししたら、居なくなった気配がしたから
ゆっくり、手を下ろせば
「いつものことだから。」
「…………」
「大丈夫。
…でも、ありがとう」
と、彼女が小さく笑った。
あ、なんか、グッと来た。って思ったのは、こん時。
「………ねぇ、どっか行かない？」
「え？」
「……ちょっとだけ、オリから出てみない？」
そうやって、彼女を連れ出した。
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HANA*(プロフ) - 暖音さん» 最後までお付き合いありがとうございました💜楽しんで頂けたようでよかったです🥺✨次回作、お楽しみに😆 (1月12日 21時) (
レス) id: a7fc361c88 (このIDを非表示/違反報告)
暖音(プロフ) - 完結お疲れ様です！続きも気になりますが次の作品も気になる…深澤さんにだけ少しワガママなお姫様とお姫様のことを第一に考えてる王子（深澤）が切なくもありハッピーエンドで面白かったです！ (1月12日 18時) (レス) id: b95c6a6ee1 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - こじまるさん» わぁ、そう言ってもらえるの、めっちゃ嬉しいです💛私の中で、ひーくんが一番想像しやすくて💛次の作品は……誰やろね？🧡🤣 (1月12日 18時) (レス) id: a7fc361c88 (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - りさん» 最後までお付き合いありがとうございました💜毎回感想もほんとに、ありがたいです🥺その３人も一直線なイメージですね❤️💗🖤さて、だーれかな？お楽しみに🤣 (1月12日 18時) (レス) id: a7fc361c88 (このIDを非表示/違反報告)
こじまる(プロフ) - あー幸せになってよかった🥹💜マックスありがとう😭！HANAさんが描くひーくんが私はすごく大好きです。本当にそうやって存在してそうな…なんですかね？伝えるの難しいんですけど(笑)そして…次の作品は…誰やろ！！？え！！？🧡 (1月12日 17時) (レス) @page47 id: 3bad9f733c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年1月5日 7時
