#40 (福士蒼汰) ページ42
.
「よし、じゃあ屋台の方行こっか」
『いや、いいよ、バレちゃうし』
「…まあ、そう言われると思ったので、」
ジャーン!とどこからか出してきたものは
キツネとひょっとこのお面だった。
彼はひょっとこのお面をつけ、私に狐のお面を渡した。
「これなら許してくれる?」
『蒼汰……変な顔!(笑)』
「なっ、ひょっとこだからしょうがないだろ!?」
『ぷっ、あはは!』
もー、と少しだけ拗ねた口調の彼。
お面から出てる耳は少しだけ赤かった。
「ほら、行くよ」
『はあーいっ』
彼に手を引かれて、私たちは屋台へ向かった。
.
.
「うわあ…」
『すごい人の数だね…』
既にこちらの方にはすごい人混みで。
回るのすら大変そう。
ここで福士蒼汰がいます!って叫んだら
ものすっごいことになりそうだなあ。やらないけど
「はぐれんなよ?」
繋がれていた手をさらに強く握られ、
とどめを刺された。
『なに食べる?』
「りんご飴美味しそう」
『焼きそばもいいなあ』
「あ!お好み焼きうまそう!」
『…ぷっ、なんか私たち食べ物ばかりだね(笑)』
「食い意地張ってばかりだな(笑)」
顔を見合わせて笑い合う。
お面に隠れて顔は見えないけれど、
彼は心から笑ってるのだとなんとなく思った。
そのあと私たちはたくさんのものを食べて食べて食べまくった。
もう…、蒼汰といると太っちゃうよ(笑)
.
491人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すず - ほんとに、おもしろいです!早く続きが読みたい!!山崎賢人君も書いて欲しいです! (2018年3月12日 21時) (レス) id: 67a8b14e71 (このIDを非表示/違反報告)
すだかん - このお話すっっばらしいです! きゅんきゅんですっ 菅田将暉君をお願いします! これからもたくさんお話書いてください!楽しみに待ってます! (2017年9月19日 21時) (レス) id: c9c49b1c9f (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - たむさん» 瀬戸くんのお話読みました!すっごい素敵でした〜〜♪また機会があったら書いて頂けると嬉しいです! (2017年9月18日 23時) (レス) id: 4a9e46f435 (このIDを非表示/違反報告)
たむ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます♪ 続編の方で書かせていただきます!わたしもこんなところがあったら行ってみたいです(笑) (2017年8月30日 18時) (レス) id: 6ad8a21525 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - おもしくてもっと読みたいです!映画るろうに剣心Ver.も出来ればみたいです!こんな所があったらいいなーと思いました(*´艸`) (2017年8月29日 13時) (レス) id: 7e2effa0f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たむ | 作成日時:2017年8月8日 19時