#29 （ジョジョの奇妙な冒険） ページ31
.
只今、1:20。
良い子のみんなは寝る時間ですよ。
明日はお昼から仕事という彼ら。
だから、こんな時間まで起きてる私たち。
…私は普通に仕事なんですケドネ。
『うーん、どうしようか…。』
そんな私たちは寝るところどうしようか談義をしています。
真「僕はAと寝る」
『ちょっと変 態は黙ってて』
神「さすがに布団でいいよ」
『うーん、でもさすがにお客さんだしなあ…』
賢「じゃあみんなで川の字になって寝よ！」
真「ケンケン、川の字は３人じゃなきゃできないよ」
『あれ、なんかこの会話デジャヴ』
神「ドヤ顔だしね」
ぐだぐだ会話を散々続けて、
結局家主の私がベッド、
ほか男３人は布団敷いて寝ることになった。
.
.
「…zZZ」
「スー…」
部屋には規則的な呼吸の音と、
時計の音がやけに大きく響いた。
『んー…』
なんだか寝つけない私は、
３人を起こさないようにベランダへ出た。
「………。」
.
『っはあ、』
夜の静かな空間で思いっきり呼吸をする。
今日は満月だ。雲１つもない。
『綺麗……』
「…A、」
『賢さん！ごめん、起こしちゃった？』
「んーん。俺もなんだか寝つけなくて」
『そっか。今日も暑いもんね』
「でもここ気持ちいいね」
『風通しがいいからね。涼しい』
「うん。…今日は満月だね」
『ね、綺麗だよね！久しぶりに満月みたなあ』
「…ねえ、A。手繋いでいい？」
『え？え、あ、うん…？』
「ふふ、Aの手小さいね」
『賢さんの手は大きいね。角ばってる！』
男の手だね、なんて無邪気に笑う彼女を、
山��は優しく見つめる。
その視線に気づいたとき、
彼女はなんだか恥ずかしくなって目を逸らした。
『け、賢さんってさ、』
「んー？」
『年下なのにたまに余裕な瞳するからずるいよね、』
「…Aは年上なのに余裕ないの？」
『そ、そういうことじゃなくて！』
「俺はAの方が何倍もずるいと思うけど」
『え？どういう意味？』
「ねえA…月が綺麗ですね」
『それさっきも言ったじゃん！(笑)』
「…そうだね」
無邪気に笑う彼女はいつ言葉の意味に気づくのだろうか。
そう思い浮かべる山��があまりにも切なそうに笑うから、Aはその表情が頭から離れないのだった。
.
#30 （ジョジョの奇妙な冒険）→←#28 （ジョジョの奇妙な冒険）
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 491人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すず - ほんとに、おもしろいです！早く続きが読みたい！！山崎賢人君も書いて欲しいです！ (2018年3月12日 21時) (
レス) id: 67a8b14e71 (このIDを非表示/違反報告)
すだかん - このお話すっっばらしいです！ きゅんきゅんですっ 菅田将暉君をお願いします！ これからもたくさんお話書いてください！楽しみに待ってます！ (2017年9月19日 21時) (レス) id: c9c49b1c9f (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - たむさん» 瀬戸くんのお話読みました！すっごい素敵でした〜〜♪また機会があったら書いて頂けると嬉しいです！ (2017年9月18日 23時) (レス) id: 4a9e46f435 (このIDを非表示/違反報告)
たむ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます♪ 続編の方で書かせていただきます！わたしもこんなところがあったら行ってみたいです（笑） (2017年8月30日 18時) (レス) id: 6ad8a21525 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - おもしくてもっと読みたいです！映画るろうに剣心Ver.も出来ればみたいです！こんな所があったらいいなーと思いました(*´艸`) (2017年8月29日 13時) (レス) id: 7e2effa0f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たむ | 作成日時：2017年8月8日 19時
