めぐろくん、離れてください。２ (ページ27)

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だからか、私が話しかけられても無愛想な返事をするようになってからは、

みんなも察したのか、次第に話さなくなっていった。

ある日楽屋に入ろうとする。

深澤「今日こそAちゃんと話さねぇとな」

岩本「でも向こうは俺らに気使って離れる」

佐久間「どうしたらいいのかな」

阿部「一番辛いのはAちゃんだよね」

渡辺「わっかんねぇ……」

そこからはメンバーの声が聞こえた。

私のことで悩んでいるみんなをみると、苦しくなる。

また私のせいだ、私のせいで大切なメンバーが……

宮舘「何してるの、ここで」

すると後ろから突然、舘様に声をかけられて、私は固まってしまった。

『あ…いや、』

宮舘「みんな待ってるから、楽屋入ろっか」

でもそんな私に舘様は優しく接してくれた。

この優しさにも、苦しくなった。

また別の日。

今日はかなりハードなダンスレッスンをした。

足がいたくてつりそうで、でも誰にも言えなくて。

そんなときだった。

宮舘「ちょっと、休憩入れよっか」

舘様が異変に気がついてくれたのは。

状況を察したメンバーは、私の周りに集まってくる。

その優しさに、耐えきれなくて

『……もう、私に優しくしないでください…』

気がついたらそんな言葉を発していた。

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