Web限定ストーリー 後輩篇 ページ14
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後輩篇 ( 山崎賢人目線 )
うちのサッカー部には、かわいいで学校内外からも有名なマネージャーがいる。
密かに想いを寄せてる男は、見渡せば数えきれないほどいて……
でも、俺もその中の一人だ。
等の本人はそんなこと1ミリも知らずに、あの笑顔を向けてくるからもはや怖い。
『…先輩、お疲れです』
山崎「いつもありがとな、A」
スポーツドリンクとタオルを部員一人一人に丁寧に渡すA。
サッカー部なんて狼みたいな、そんな男しかいないから、
「Aちゃんさ、一緒に帰れたりしない?」
と、まあこんなやつもいる。
だけど彼女はいつも決まってその誘いを断る。
『あと少しで県大会ですね…』
山崎「今年も厳しくなりそうだけどな」
部室に張り出されたトーナメント表には、ライバル校の名前がズラリと並ぶ。
『先輩ならきっと大丈夫です、自主練してる所見てましたから』
山崎「まだ部活終わりたくねぇもんな…」
部活が終われば、Aと喋る機会が極端に減る。
ゼロに限りなく近くなる。
『私も、まだ先輩と一緒にいたいです…』
いつも不意にこう言うことをいってくるから、本当に心臓に悪くて。
俺だけのものにしたいって心の中でどれだけ願った事か。
山崎「…俺も、Aと一緒にいたい」
『先輩……』
思わず抱き締めると、背中に腕が回ってくる感覚がした。
Aからは、甘い香りがほんのりしてきて。
山崎「……好き、だわ」
『へっ……?』
思わず口に出してしまった言葉。
でもいつかは言うつもりだったし、後悔はしていない。
山崎「県大会の決勝で、俺がゴール決めたら返事してほしい」
『…………わ、かりました』
離れてからも、しばらく彼女の甘い香りは消えることはなかった。
瞬間汗キュン、シーブリーズ
合わせてみて、ミックスフレーバータイプ
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作者名:こはく | 作成日時:2020年2月12日 21時