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他の誰かじゃなくて、自分だったのが嬉しかった。
深田くんの中で私の立ち位置はどこなんだろってずっと思ってたけど…もしかしたら思ってる以上に近くにいるのかもしれない。
どうせなら家の近くじゃなくて、ここらへんのご飯屋さんに入ろうかってなりなんとなく歩いてみる
11月もすっかり冷えきって街は早くもクリスマス一色。木にはイルミネーションが飾られていて、夜の街はキラキラ輝いていた
｢もうクリスマスか〜はやいな｣
｢うん、ほんと…1年早いよね｣
隣で歩く深田くんは学校終わりの割にオシャレで
黒のロングコートはスタイルの良さを際立たせている。
コートのポケットに手をつっこんで歩く姿もかっこいい
この街並みを深田くんと歩いてると、なんだか不思議な気持ちになる。クリスマスを一緒に過ごしてるような感覚で……
｢そういえばもう少し先に大きなツリーがあるって友達が言ってました｣
｢あ〜確かにあるね。職場でも毎年話題になってるかも｣
｢Aさん行ったことある？｣
｢ないよ〜仕事終わりに行く気力ないし…それに一人で行くには虚しいよ｣
テレビでも取り上げられるほど、有名と言われてる大きなクリスマスツリーがあって。毎年職場にいる若い子たちが盛り上がってる。
気になるけど…一人で行く勇気は持ち合わせてない。
｢Aさん、来月の24日って空いてますか｣
突然そんな事を聞いてきた
｢24日？って……｣
｢もし空いてたら、一緒に見に行きませんか？｣
その日って…クリスマスイブだよね
そんな日を好きな人と過ごせたらどんなに幸せか…何度もそう思った
まさかの深田くんから誘われるなんて思わなくて、思わず固まってしまう
｢もう埋まっちゃった…？｣
｢う、埋まってない！空いてるよ！｣
｢ほんと！？よかった〜！｣
嬉しそうに微笑む深田くんを見て、ますます頭がパンクする
｢深田くん！｣
｢ん？｣
先を歩く深田くんに声を上げれば、不思議そうに振り向いた
｢そんな大事な日に、私と一緒でいいの…？｣
やっぱりどこか不安で。分かってて誘ってるくれてるのかな？なんて、思っちゃって
でも深田くんはやっぱり優しくてずるい人だった
｢大事な日に大事な人と過ごしたいって思ったから。だからAさんの時間を俺にください｣
深田くんにとって私は大事な人なの…？
その言葉の真相は、握られた手によって遮られてしまったため聞くことはできなかった。
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竜田(プロフ) - きょんさん» コメントありがとうございます！私も書きながら頭を抱えております( 笑 )こうして読んでくださり本当に感謝です！最後まで見守ってくだされば嬉しいです(^^) (2022年9月16日 22時) (
レス) id: c4e22ab4fc (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 深田くんとの絶妙な距離感にドキドキが止まりません>_<深田くん罪深すぎてリアルに頭抱えながら読んでます(笑)素敵な作品に出会えて嬉しいです！今後の更新も楽しみにしてます♡ (2022年9月14日 23時) (レス) id: 1cedd1ba3d (このIDを非表示/違反報告)
竜田(プロフ) - 5152015さん» コメントありがとうございます！自分がきゅんきゅんしながら書いてるので、共感して頂けてとても嬉しいです(；；)これからも大学生深田くんに振り回されてください♪ (2022年9月14日 23時) (レス) id: c4e22ab4fc (このIDを非表示/違反報告)
5152015(プロフ) - 再びコメント失礼します！読むたびに大学生深田くんに一喜一憂してしまいます(；ω；)最近の私の仕事頑張るモチベとなってます！オトナ忍者担様最高です(T_T)byオトナ忍者担 (2022年9月14日 14時) (レス) id: 52e9722f90 (このIDを非表示/違反報告)
竜田(プロフ) - ちょるさん» コメントありがとうございます！毎日更新できない時もありますが、温かい目で見守ってくだされば嬉しいです(^^)今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月31日 2時) (レス) id: c4e22ab4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜田 | 作成日時：2022年8月22日 21時
