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ぽんずの前、少し躊躇う私
でもこのまま入らなかったら一生無理だし…
勇気を出して戸を開ければ、中からは久しぶりの馴染みある匂いが漂ってきて一気に緊張の糸が解けた
「Aさん！久しぶりですね！いらっしゃい！」
顔見知りのバイトくんが私の顔を見るなりそんな事を言ってくれた。そんなに話さないけど、数週間来なかっただけでこんな事言ってくれるから私もすっかり常連になってたのか…なんてしみじみ
席に案内してもらってからすぐ、おしぼりとお通しを持ってきてくれたのは
「Aさん、いらっしゃい」
「あれ…檜山くんじゃん」
「まじごめん。竜生じゃなくて」
いつもは金曜日いない檜山くん。たまーに入ってる事もあるから今日もそうなのかなって思ったけど
「実は直前に竜生からバイト代わってほしいって言われてさ。だから今日竜生いないんだよね」
「え！？そうなのね……」
「ほんとごめん、来てくれたのに」
朝からずっとソワソワしてたけど、いないのか……正直安心しちゃった。やっぱりまだ会うのは気まずいからよかったなんて思ってしまった
「別に檜山くんが謝ることじゃないよ〜私もいい加減ぽんずが恋しかったし。今日は深田くん居なくても来てたと思うから」
「ほんと？ならよかった…」
安堵した檜山くんに「そんなに安心する？」なんて笑ってしまった
「だって、Aさんぽんずに来ないとなんかあったのかなって不安になるよ？店長も心配してたし」
チラッと厨房をのぞけば店長と目が合って、思いっきり手を振ってくれるから私も手を振り返す。その姿が可愛くてつい笑みが零れる
「ごめんね…べつに体調悪いとかじゃないから。ほんとに気まずくて…」
「うん、わかってる。帰り送るから話聞いていい？」
「送ってくれるの？……深田くんに頼まれた？」
「まさか。今回は何も言われてないけど俺たち家近いしさ？色々聞きたいなって」
さすがにこの状況でも深田くんが頼んでたらおかしいよね…それこそ気を持たせるような事するな！ってなっちゃいます。
私も話聞いて欲しいので、檜山くんのバイトが終わるまで久々のぽんずを味わうことにしよう
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竜田(プロフ) - きょんさん» コメントありがとうございます！私も書きながら頭を抱えております( 笑 )こうして読んでくださり本当に感謝です！最後まで見守ってくだされば嬉しいです(^^) (2022年9月16日 22時) (
レス) id: c4e22ab4fc (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 深田くんとの絶妙な距離感にドキドキが止まりません>_<深田くん罪深すぎてリアルに頭抱えながら読んでます(笑)素敵な作品に出会えて嬉しいです！今後の更新も楽しみにしてます♡ (2022年9月14日 23時) (レス) id: 1cedd1ba3d (このIDを非表示/違反報告)
竜田(プロフ) - 5152015さん» コメントありがとうございます！自分がきゅんきゅんしながら書いてるので、共感して頂けてとても嬉しいです(；；)これからも大学生深田くんに振り回されてください♪ (2022年9月14日 23時) (レス) id: c4e22ab4fc (このIDを非表示/違反報告)
5152015(プロフ) - 再びコメント失礼します！読むたびに大学生深田くんに一喜一憂してしまいます(；ω；)最近の私の仕事頑張るモチベとなってます！オトナ忍者担様最高です(T_T)byオトナ忍者担 (2022年9月14日 14時) (レス) id: 52e9722f90 (このIDを非表示/違反報告)
竜田(プロフ) - ちょるさん» コメントありがとうございます！毎日更新できない時もありますが、温かい目で見守ってくだされば嬉しいです(^^)今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月31日 2時) (レス) id: c4e22ab4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜田 | 作成日時：2022年8月22日 21時
