__・(目黒side) ページ18
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(目黒 side)
阿部「…で？何があったの？ずっと浮かない顔してるけど。」
お昼をAと食べるのはやっぱり気まずくて、阿部さんをランチに誘った。
テーブルに案内され、注文したものを待つ間、全く口を開かない俺にそう尋ねた阿部さん。
困った時に頼りになる阿部さんには本当に甘えてばっかりで、相談もよくするし、今日もやっぱり阿部さんに話そうと思った。
目黒「俺…Aに告白したんですよ。自分から言っといて、気まずいというか…あいつも結構困ってたし…」
阿部「なるほどね〜。だから今日2人ともいつもと違ったんだね。」
目黒「普段通りにしようと思ってもやっぱ難しいなって…あいつも俺の態度にいい気はしてないだろうし。」
阿部「…目黒はさ、どうしたいの？」
少し困った表情で阿部さんがそう聞いてくる。
どうしたい…って、そりゃ…あいつと付き合いたいし、これからもずっと一緒にいたいって思う。
でも、Aは俺のことを男として意識してないのは何となくわかるし、俺のせいであいつを困らせたくない。
阿部「目黒もっと自分に自信持ちなよ。Aちゃんのことずっとそばで見守ってきたじゃん。」
目黒「…まぁそうなんですけど…俺は同期としてあいつのそばにいれるだけでいい…」
阿部「同期って言う言葉に囚われすぎだよ、目黒は。」
俺の言葉を遮って阿部さんはそう言った。
阿部「同期だろうと何だろうと、目黒はAちゃんを好きな気持ちは変わらないんでしょ？告白してそのまま避けて…って、受け入れるかはAちゃんの気持ち次第だけど、中途半端でいるのは良くないと思うなぁ〜。」
阿部さんの言う通りだよな。
正直フラれるのをわかってて、避けてたっていうのもあながち間違いじゃない。
勝手に気持ち伝えて勝手に逃げて、かっこ悪いなぁ俺。
目黒「…そうっすよね。ちゃんとAに話聞いてきます。」
阿部「弱気になってるなんてお前らしくないよ！ほら、シャキッとしないと！」
目黒「阿部さん、ありがとうございます。」
阿部「俺は何もしてないよ、でも感謝してくれるなら、男らしく向き合ってこいよ？」
阿部さんのおかげで少し気持ちも楽になったし、"帰る前ちょっと話したい"とAにメッセージを残し、仕事に戻った。
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ぴの(プロフ) - setohuuさん» あたたかいコメントありがとうございます😭 (2022年3月5日 0時) (
レス) id: f4cad36e4a (このIDを非表示/違反報告)
setohuu(プロフ) - とても、楽しく見させてもらってます！完結楽しみに待ってます！ (2022年3月4日 14時) (レス) @page22 id: 8de0cca409 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2021年10月9日 14時
