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army side
「かっ……かわいい」
「ふわふわだ〜」
万が一、ノルンちゃんのお顔に僕の手が触れるなんてことがあったら生きてこの会場から出れない気がするから
慎重にそのサラサラの髪にカチューシャを付けてあげればこの世で一番かわいいウサギノルンの完成です泣
「おっぱ、Aかわい〜ですか？」
「………っ……！！」
声も出ない、声帯が役割を放棄した()
どうにかこの感動を伝えるために必死に頷く僕は後ろでカメラを構えているマスタニムたちにどう写っているのだろうか…
「うさぎおっぱ！」
「へ……っ、あ、僕のこと？」
「ふふっ」
うん……僕今日から《うさぎおっぱ》です
Twitterもカトクも、ありとあらゆるSNSのユーザー名全部《うさぎおっぱ》に変更します()
あんだけ準備してきたくせに自分のネームプレートはバッチリ忘れる僕…
でもいいんだ、ノルンちゃんが《うさぎおっぱ》って直々に命名してくれたんだもの、なんの不満もないよ
僕の持ってきたアルバムに
《うさぎおっぱ♡♡♡Norn
かっこいい、またあいたいです、まってるですよ♡》
こんなこと書かれてノルンちゃんに堕ちず、生きて帰れる強靭なメンタルを持った男なんかいるのか？
あぁいないとも、いるわけがないとも！
「あ〜、うさぎおっぱはどこから来たですか？」
「え、とぷ、釜山から！」
「わぁぐうとじみんおっぱとおなじです〜」
知ってますとも…特に男の中の男、チョン・ジョングクは僕の永遠のライバル(身の程知らずとはこのこと)
いやそんなことより…
僕の視界に広がるうさぎノルンちゃんの背後に人影が…
あぁ……もう時間ですかスタッフさん
なんてそのスタッフさんに目を向けたらそこに居たのはタイマー片手に会場を仕切るスタッフさんでもなければ、いつもノルンちゃんのお世話してる名物マネージャーさんでもなく
「かわいい、ウサギじゃんA」
僕の……
僕の……永遠のライバル
「わぁ…ぐうびっくり、したよ〜ふふ」
チョン・ジョングク！！！！？
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作者名：薇
| 作成日時：2018年12月22日 19時
