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今日は珍しくお高めのスーパーでお買い物
なんてたって一人娘の誕生日だもの
「オンマ！Aのグッズ買って！」
当の本人は誕生日の朝から、挨拶より先にBTSのAちゃんのグッズを買ってくれと強請ってくる始末
まったく………Aちゃんだかなんだか知らないけど勉強しない子にグッズなんて買いませんからね！
と言いつつも娘にあれだけAちゃん、Aちゃんと呪いの言葉のように言われまくった私
少しは興味がある
「しょうがないわね……誕生日だけだからね？」
と娘が学校でいない間にネットでAちゃんについて調べてみることにした
何度かCMやらバラエティで見かけたことのある可愛らしい顔のこの子がプロフィールを見る限り娘とそこまで年が離れていないことに驚いた…
その幼い顔立ちからは想像できないアクロバットに、流暢な英語…
「……うちの子はこんな凄い子のことが好きなのね…」
思わず感心してしまうほど、
そして私は大声では決して言えないが珍しく外にイヤホンを持ち出しスーパーまでの道のりをBTSの曲を聴きながら歩いてみた
自分の行動力には驚かされるが、娘と同じくAちゃんに軽くハマってしまったとは……やはり言えない
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作者名：薇
| 作成日時：2019年11月9日 19時
