それが愛だと言うのなら

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目黒 side




「 何か欲しいもんある？」




冷えピタとミネナルウォーターだけ渡して




部屋を出ていこうとするしょうにぃに声を掛けられ




熱でろくに働かない頭のせいなのか




それとも心がSOSをあげてるからなのか




そんなの俺には分かるわけないけど




思いっ切り振られて嫌いだって罵られて




愛想つかされた方が楽だと思って




「 … しょうにぃが欲しい 」




何て言ってしまった




目を大きく開いて は？なんて言って




また部屋に戻って来た




額に伸びてきた手を取りベッドに押し倒す




「 抱かれて 、お願いだから 」




急に怖くなって




これが最初で最後だから




一度でいいから俺のものになって欲しくて




馬乗りになったはいいけど顔を見れない




「 … それで 蓮は楽になるの？」




そんなの分かんない




分かんないけどもうこのままじゃ苦しいんだよ




変化が欲しい




「 なる 、なるから … 」




震える声で一生懸命伝えれば




しょうにぃの手が後頭部に回ってきて




そのまま引き寄せられてキスされた




「 俺 、男とやった事ないから 優しくしろよ 」




熱でぼーっとする頭の中




壊れ物を扱うように優しく




この温もりを忘れないように丁寧に




しょうにぃと身体を重ねた




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