それが愛だと言うのなら

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阿部 side




てっきりふっかは上だと思ってたのに




え？康二が上なの？




もしかして実は夜になると凄い的な？




え？あの優しいお人好しで有名な康二が？




自問自答を繰り返していると




ふっかは誰かに電話をかけはじめた




しばらくそれを見ていたら




急に目の前にスマホを出されて




動けずにいると康二に聞いたら？と言われ




おずおずと受け取り耳にあてる




「 もう 〜 、何で俺に相談してくれへんの！」




顔は見えないけど今絶対頬膨らませてると思う




仕草も言うことも可愛いのに上 …




とまた混乱しそうになっていると




康二の声が聞こえて 何とか正気に戻る




「 どうやって誘えばいい？」




「 記念日とかに約束したらええやん
そしたら佐久間くんも何となく気付かん？」




めちゃくちゃおバカだけど




そういう事にも疎そうだけど




かけてみるのも悪くないかな




「 ローションとゴムだけ準備するんやで！」




「 分かってるよ！？流石に！！！」




つい大きい声を出せば




ふっかはお酒を吹き出すし康二はうるさ！って叫ぶし




カオスすぎる




しまいには切る直前に




「 あべちゃんは頭良いから知識豊富そう 」




とか言われるし康二は俺の事なんだと思ってんの




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