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side 深澤
冗談でもそんなことは言わないで欲しかった
ましてや2人きりのこの時に
俺とA、一緒にいられる唯一の時に ___
ふつふつと湧いてくる感情を抑えきれずに
気づいたら自分の腕で彼女を抱きしめていた
もっとはやくこうすればよかった
目の前で涙目になりながら俺を見つめるAの頬を
スッと親指でなぞってそのまま手を添える
深「俺、必死だった。他のやつに取られたらどうしようって。何回も飯誘って、隣座ったり、話しかけたり」
『……っ』
深「でも当の本人は鈍感で、思わせぶりで、無意識に俺を煽ること言ってきてさあ、」
『…ふか、』
深「………ずっとこうしたかった」
Aの目から溢れそうな涙を唇で吸い取り
そのまま下に下がって彼女のそれに触れる
深「嘘でも離れるとか言うな…、俺どうしようもないくらいAのこと好きなんだよ…」
その存在を確かめるように顔中にキスを落とす
彼女の右手が、ソファについていた俺の左手をギュッと握った
深「……そんな可愛いことすると調子乗って俺と同じ気持ちってとるけど?いいの?」
『……ぅん』
深『……ちゃんと言わなきゃわかんねえ」
彼女の手を握り返して、真っ直ぐに目を見つめる
我慢していた涙がこぼれ落ちると同時に口が開いた
『………わたしも、ふっかさんが好き。どうしようもないくらい好きなの、大好きなの…』
深「……もう、俺に嘘つくなよ、我慢もすんな…」
『しない、しないから…、ふっかさんも我慢しないで…?』
深「はぁ……、ほんとお前、そういうとこ」
一度も閉めなかった個室の鍵を ガチャ と閉めて
まるで
いままでのお互いの我慢を消すように
何度も何度も、俺たちはキスをした
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chocochan114(プロフ) - とっても大好きな作品でした。ぜひ続編を書いていただければと思います。 (2019年9月13日 23時) (レス) id: 3ff47050e1 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - とってもキュンキュンしました!ぜひ続編を書いてほしいです! (2019年9月12日 22時) (レス) id: 0920edeea2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうきんぐ☆(プロフ) - とっても面白い作品でした!!SnowHouse大好きなのでぜひ続編お願いしたいです!! (2019年9月12日 20時) (レス) id: 1dbd86bd34 (このIDを非表示/違反報告)
maru05032(プロフ) - もう毎日更新されてないかワクワクして待ってました!!すっごく面白かったです!!新作がひーくんってことなのでそれもめちゃくちゃ楽しみにしてます!!! (2019年9月12日 20時) (レス) id: 5ecd009b2a (このIDを非表示/違反報告)
京北わか(プロフ) - 完結おめでとうございます!!とてもおもしろかったです!これからも頑張ってください! (2019年9月12日 17時) (レス) id: 4e915e623c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さく | 作成日時:2019年8月18日 21時