Snow Man's Bar .

《17》 ページ17

『ん ?』






「どした ?」






『あれ …』






私の視線の先には 。






「ああ … 見たくなかったら見ない方がいいよ ?」





キャピキャピした感じのお姉さんと
腕を組んで歩く渡辺の姿 。






『別にどうでもいいけど …』





ふっかといい彼奴といい元気ね 、
と言うと苦笑い 。





「あ 、俺これから家帰るけど来る ?

どうせ今日も来いって言われてるっしょ ?」





彼奴に 、と遠ざかる渡辺を指差すふっか 。





『ああ 、うん言われた』





「一人であの時間に歩くのも危ないし

俺ん家から一緒に行きませんかお嬢さん ?」






もう 、流石ホストとしか言えないくらい 。
有無を言わせんとばかりの笑み 。





『拒否権は 、』






「99.9%ない 、かな」






『聞く意味でしょ 、』






今度は私が苦笑い 。

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