SnowHouse２

＃７ ページ7

岩「え、じゃああの２人ダブルベッドなの？(笑)」

『うん、なんか幼なじみだしいいよって…』

岩「舘さんいれば朝も楽じゃん」

『うん、ありがたい』

岩「翔太は舘さんに任せてAは俺ら起こしに来てよ。ふっかと同室なんて絶対起きれないわ(笑)」

『それは言えてる(笑)』








必要なものをカゴに入れながらさっきの話をした


そういえば久しぶりにひーくんとふたりっきりだなあ…








『あ、勝手にチョコ入れた悪い子誰だ〜？』

岩「いいじゃん買って？あとでお返しするから」

『もう…今回だけだよ？』

岩「ふふ、Aありがとう大好き」

『なっ…、ここで言うもんじゃありません！』








・








デートだと思われたら大変だから、

誰かと２人で車に乗る時の運転は必ずわたし



ひーくんはさっき買ってあげたチョコを嬉しそうに隣で食べてる








『はい、着いたよー。お疲れ様っ』

岩「んー、A運転ありがと」

『いいえ〜。ちょっとここで休んでこっか？』

岩「そうしよ。あ、Aもチョコ食べる？」

『うん、いるー』

岩「はいじゃあ軽く口開けてこっち向いて」

『えーなんで…んっ』







横を見ると唇にチョコを挟んだひーくんがいて

後頭部に手を回されてキスされる

それと同時にひーくんの舌で押されたチョコが

わたしの口の中に入ってきた







『んあ、ひーくん…』

岩「ん…A…」









しばらくしてからゆっくりとひーくんが離れていく









岩「俺だってずっとこうしたかったんだから」

『……っ』

岩「いまのはさっきのお返しね。そろそろ行こっか」

『……心臓もたない…』









ひーくんとの初めてのキスは

甘すぎて頭が蕩けそうな甘いキスだった

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