SnowHouse２

＃４０ ページ40

side 翔太





Aの寝返りで目が覚めた






布団をかけてやろうとすると、

Aの白い肌が視覚を刺激する






どうやらそのままふたりとも寝てしまったらしい









渡「喉乾いたな、」









Aの髪をひと撫でしてから、

パンツとジーンズだけ身につけて下に降りた









・









１階に下がるとみんなが帰ってきたところで

「おかえり」と一声かけて冷蔵庫から水を出した









佐「ねえ、翔太なんで上裸なの？」

阿「今日そんな暑くないけど」

渡「あー、ちょっと筋トレした」

岩「珍しいじゃん翔太が鍛えるなんて」

渡「まあね」

深「あ、そうだ。ねえ翔太、Aは？」

渡「え、」









やべ、部屋の鍵開けっぱなしだ









佐「ちょっと疲れてたみたいだし、上で寝てるんじゃない？」

深「あ、そうか。取ってきたぬいぐるみ枕元に置いてあげよ〜」

渡「あ、ちょ！」








Aのためにクレーンゲームで取ってきたであろうでかいぬいぐるみを脇に抱えて階段を登り始める

その後を全力で追うけど間に合わない









渡「まって、ふっかまじで」








俺の声は届くはずもない









深「A〜、…っ！？」









ついにドアは開け放たれて

遠目でもふっかの目が丸くなるのがわかった

脇に抱えたぬいぐるみを床に落として

どんどん顔が赤くなっていく









急いで部屋に入ると、

暑かったのかAは布団から肩を出していて

もう少しで胸が見えそうなギリギリの所だった








渡「あーっ……！！」









すっぽりと布団をまた被せるけど

時はもうすでに遅い









深「え、翔太、おま……！！」

渡「終わった…」

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