＃１８ ページ18
結局ひとりで温泉地に小旅行しに来た
急な休みだったから安いホテルで済ませて
みんなが居ない寂しさを初めて感じた
翌朝、ひとりで朝食を食べていると
どこかで嗅いだことのある
香水とタバコが入り交じった独特の匂いがした
あの6人の中の誰か、ではなく
それよりも前に
記憶を辿って思い出した時
一気に血の気が引くのがわかった
「え、A？」
『……あ、』
「久しぶりじゃん、こんな所で会うとはね」
最悪だ
「元気してるの、急に辞めたから心配でさ__」
『……』
「俺もたまたま旅行で来てたんだよねー」
馴れ馴れしく絡んでくるこの男の名前は康太
３つ上の先輩だった
で、わたしの元彼で
仕事を辞めるきっかけになった男
康「でさあ、なんで辞めたの」
『関係ないで…』
康「聞いたよー。DV彼氏に耐えられなかったって。俺の事だろ？」
『……分かってるならもう関わらないで』
はやく逃げなきゃ
残っていたコーヒーを飲み干し通り過ぎようとすると、ガッと腕を掴まれる
『…っ、痛』
康「…何お前、彼氏いんの？男の匂いする」
『康太には関係ないでしょ…っ！』
何とか腕を振り払って自分の部屋に逃げ込んだ
と、思ってた
閉めようとしたドアを止められ
振り向いた先には康太がいた
康「久しぶりに会ったんだ、付き合えよ」
『な…っ、嫌！！』
ドアに鍵をかけられ、その場に押し倒された
タバコと香水の匂いにまみれながら
わたしはまた、この男に汚された
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結奏(プロフ) - 続編楽しみにしてます！！ (2019年5月7日 13時) (
レス) id: 0352446aed (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - とても素敵なお話ですね。更新頑張ってください (2019年4月4日 16時) (レス) id: e12a29f17e (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - こんばんは！！更新有難うございます♪ (2019年3月10日 1時) (レス) id: 642c74e836 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - 初めまして(°▽°)SnowManのお話を探していてこのお話を見つけました(^^)私このお話好きで続きが気になります(´・ω・`)続き待ってます！！ (2019年3月9日 15時) (レス) id: 642c74e836 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく
| 作成日時：2019年2月26日 11時
