20.出発 ページ20
Abe side
突然先ほどまではAと穏やかに話していたはずの佐久間の声が荒ぶったかと思うと佐久間の腕の中にすっぽりと納まるA。
SnowManで並ぶと小さい佐久間も、Aと並べば十分に大きい。
阿「A、どうした?」
佐「ん〜、ちょっと疲れちゃったのかな〜?Aちゃん聞こえる〜?」
優しい声色でAに話しかける佐久間。
『ごめ、ちょっとくらっとしただけ…』
阿「そのまましゃがんじゃいな。佐久間咄嗟に支えてくれてありがとう。」
俺も横にしゃがみゆっくり話す。
阿「A、照がここで見張っててくれている間に、俺と佐久間と車まで移動できる?」
『ん、だいじょぶ。でも、岩本くん、危なくない?』
岩「おそらく目的はAちゃんだと思うから、俺は全く知らない人のふりをして何とかするよ。だから大丈夫」
佐「俺周囲警戒してるからさ、阿部ちゃんはAちゃん支えてやって」
阿「うん、ありがとう」
照は部屋に残ってもらい、俺と佐久間でAを連れて照の車がある場所まで急ぐ。照と電話をつないでいるが、まだストーカーは窓の方を見つめているらしい。まぁ、電気もついてるし中にいると思うのは不思議じゃないだろう。
何とか3人で近くの駐車場に停めた照の車に到着。そして照にも気を付けながら来てもらい、何とかばれていなさそうだ。
岩「うし、じゃあとりあえず1回阿部の家に行くか」
佐「出発進行―!」
本当はここから直接新居に向かう予定だったが、Aも1度休ませたいし俺の家に向かうことに。
車の中でもやはり不安そうな顔をするAは俺と佐久間に挟まれて縮こまっている。
阿「A、大丈夫だよ。疲れちゃっただろうし、寝れそうなら寝ちゃいな?」
『ん、ごめんね。岩本くんも、運転してくれてるのにごめんなさい』
岩「俺のことは気にしなくていいよ(笑) 休めるときに休んでおきな」
照にそう言われると俺の肩に頭を乗せて眠り始めた。
・
阿「A、目ぇ覚めちゃった?」
『ん、もう平気。大丈夫』
そうは言っているもののまだ少し顔色が悪い。
阿「さっきふっかに連絡したらさ、仕事終わったらすぐ家に来てくれるって。俺たちが着いてから20分くらいかな〜」
出来るだけAが不安にならないように明るいトーンで話す。
佐「Aちゃん、阿部ちゃん家で何しよっか〜。あ、ボードゲームする?(笑)」
『亮平くんの家には置いてないよー(笑)』
今日は本当に何度も佐久間の明るさに助けられている。
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Sora(プロフ) - まり姉さん» ご指摘ありがとうございます。作成する段階で23時と深夜1時とで迷っていた所をタイプミスしたままにしたままになっておりました。今1時と修正致しました。 (2021年2月3日 0時) (レス) id: 020104d6ef (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - 13のとこで、夜に話してるのに13時を過ぎたところってなってますよ??23時ではないですか?? (2021年2月3日 0時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
Sora(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!とても励みになります!別の作品にもコメントしてくださり、本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2021年2月1日 12時) (レス) id: 020104d6ef (このIDを非表示/違反報告)
Sora(プロフ) - 岩川ゆうまさん» コメントありがとうございます。とても励みになります!阿部くんとの甘々な生活を書いていけたらなぁと思うのでぜひこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2021年2月1日 12時) (レス) id: 020104d6ef (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年2月1日 11時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:-sora- | 作成日時:2021年1月31日 21時