11.苦しみのワケ 2 ページ11
Abe side
深「…補足すると、髪には触られてて、当時伸ばしてたんだけどどうしても気持ち悪さが抜けなくて切ったのも、つらかったみたい」
阿「そっか」
深「でも俺正直びっくりしたわ」
阿「え？」
深「当時もそうだし、あんな感じで当時のことがフラッシュバックしちゃったとき、A、男の人ほとんどみんな避けてたんだよ。身内でさえ距離開けてたし。俺もいつもより距離遠くするようにしてんのよ」
確かにそんな目に遭ったことが脳裏にあるうちは男に近づきたくないだろう。
深「だから、まさにその話をするのに彼氏とは言え男の腕の中で話せるんだって驚いた。それだけ阿部ちゃんのこと信頼してんだろうね(笑)」
俺はちゃんとAの中で大切な存在になれてる、そう言われているようで心がすっと軽くなる。
『ごめん、おまたせ』
深「ん、話せそう？」
『だいじょうぶ』
阿「無理はしないでね。つらくなったら途中でストップしよう」
『うん、あのね、最近、ストーカーっぽい人につけられてるの』
阿「え！？」
『家まで歩いてるときに視線とか足音があって、顔とかまではわからないんだけど、電車で毎日隣に立つ人がいてね…』
阿「その人が、Aのストーカーしてるってこと？」
『たぶん、そうで、朝とか、家出る時間とか乗る電車とか変えてるんだけど、毎日、会うし、帰りも、結構時間ばらばらなのに、しょっちゅういて、わざと、時間、ずらしたり、遠回り、したり、してる、けど、でも、いて…』
文にまとまりもないしAの呼吸も少し荒い。
阿「A、一回休憩しよ、大丈夫だから。深呼吸しよっか」
『ん…』
阿「吸って、吐いてー、もう一回、吸って、吐いてー。うん、上手上手
…A、俺に触れられるのも怖い、かな」
『ううん、りょうへいくん、へいき』
阿「無理してない？断られても俺傷つかないよ？」
『ほんと、に、だいじょぶ、ぎゅって、してほしい』
Aの許可が出たのでAを包み込むように抱きしめる。心音が伝わるように胸にA
の頭を預けさせて。
先ほど過呼吸になったというのがどれくらいの時間だったのかわからないが、これ以上は体力的にも限界だろう。そしてふっかも同じことを思ったようで
深「A、今日はもうおしまいにしようか。辰くんからちょっとだけ補足するから、Aが直接伝えたいことは明日にしよう？」
『ん、ごめ…』
深「大丈夫。そのままゆっくり深呼吸して、阿部ちゃんのことぎゅってしてな」
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Sora(プロフ) - まり姉さん» ご指摘ありがとうございます。作成する段階で23時と深夜1時とで迷っていた所をタイプミスしたままにしたままになっておりました。今1時と修正致しました。 (2021年2月3日 0時) (
レス) id: 020104d6ef (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - 13のとこで、夜に話してるのに13時を過ぎたところってなってますよ？？23時ではないですか？？ (2021年2月3日 0時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
Sora(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！とても励みになります！別の作品にもコメントしてくださり、本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2021年2月1日 12時) (レス) id: 020104d6ef (このIDを非表示/違反報告)
Sora(プロフ) - 岩川ゆうまさん» コメントありがとうございます。とても励みになります！阿部くんとの甘々な生活を書いていけたらなぁと思うのでぜひこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2021年2月1日 12時) (レス) id: 020104d6ef (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年2月1日 11時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-sora- | 作成日時：2021年1月31日 21時
