つづき ページ2
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〈佐久間くんside〉
あの日から、夜中になると腹痛に起こされるようになった。
その度に、物音で阿部ちゃんを起こしちゃう。
寝るときはオムツを履いてるから、片付けは自分でできるけど、阿部ちゃんが起きると、甘えてしまう。
そして、寝る前。
阿「佐久間」
佐「んｯ...」
阿「おいで？」
佐「ｷﾞｭｯ...まいにちごめんねｯ...」
阿「ううん。俺こそ、力になってあげられなくてごめんね」
佐「ｯ...」
阿「一緒に寝よう？」
佐「ｺｸﾝｯ...」
翌朝。
今日は一度も目が覚めることなく、オムツも汚さなかった。
阿「ん、おはよう」
佐「おはよう。オムツ汚れなかった！」
阿「おぉ、よかったね」
その日から、阿部ちゃんが一緒に寝てくれる。
元々ベッドは繋げてたんだけど、それぞれのベッドで寝てたのが、いまはひとつのベッドに2人で寝る感じ。
阿「ｷﾞｭｯ...」
佐「ありがとう」
阿「うん」
佐「試しに、一人で寝てみてもいい？」
阿「いいよ」
でも、夜中にまた目が覚めて、気づけばおしりに広がっていく、うんち。
佐「ｸﾞｽｯ...ぅぅぅｯ...」
阿「ｷﾞｭｯ...しばらくは一緒に寝ようね」
阿部ちゃんが全部片付けてくれた。
原因が分かれば対策できるのに、分からないからなにも出来ない。
阿「一緒に寝て失敗しないなら、一緒に寝よう？」
佐「ｺｸﾝｯ...」
それから一ヶ月が経ったころ、阿部ちゃんが地方ロケで3日間家にいない。
てことは、俺ひとり？
夜、不安に思いながら自室にいると
宮「佐久間、起きてる？」
佐「うん」
ｶﾞﾁｬｯ...ﾊﾞｼﾝｯ...
宮「阿部に聞いた。一緒に寝よう？」
佐「ｺｸﾝｯ...」
涼太と一緒にベッドに入る。
宮「くっついていいよ？」
佐「ｷﾞｭｯ...」
宮「起こしていいからね」
佐「んｯ...」
涼太に背中をトントンされて、だんだん瞼が重くなってくる。
宮「おやすみ」
佐「ぉゃすぃ....」
宮「ふふ」
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作者名：まっちゃ
| 作成日時：2022年9月26日 22時
