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佐久間くんが寝付いた頃。
玄関の鍵が開く音がする。
誰だろ。
宮「ただいま」
「あ、おかえりなさい」
宮「佐久間大丈夫そ?」
「とりあえず、朝イチで病院いって点滴打ってきました」
宮「そっか」
宮舘さんは、お昼食べたあとまたお仕事へ。
佐久間さんの寝顔をながめながら、昨日投稿したコメントを読んでいく。
意外と批判的な声はないかも。
佐「んぅ、ギュッ...」
眠り、浅くなってきちゃったのかな。
トントンしてれば、また深くなったっぽい。
しばらくして、誰か帰ってきた。
水の流れる音がするから、洗面所かな?
阿「ただいま」
「おかえりなさい」
阿「ギュッ...」
「おつかれさまです」
阿「さくま、インフル?」
「ううん、疲れからだって」
阿「そっか」
「亮平くんも、お疲れ気味だね?」
阿「コクンッ...つかれた、」
亮平くんの頭を撫でていれば、亮平くんも寝ちゃった。
いつの間にか、私まで寝ていたっぽい。
SNSの通知が来てるから開けば、また誰かが更新したらしい。
佐「ケホッ...」
「大丈夫大丈夫」
まだ寝てる佐久間くん。
亮平くんは、いつの間にかいないし。
岩「そろそろ飯だぞ」
「はい」
岩「さくまー」
佐「んぅ、や、ギュッ...」
「起きないの?」
佐「・・・こはまでッ...」
「ご飯食べて、薬飲めたら一緒に寝てあげる」
佐「・・・おきた、」
佐久間くんがご飯食べてる間に、私はシャワーヘ。
さすがに、病院行ったしね。
佐久間くんが薬をイヤイヤしてる間に、夜ご飯を食べる。
宮「温め直さなくてよかったの?」
「はい、大丈夫です」
佐「ぅぅ、」
目「コーティング付いてるから苦くないよ。ほら」
強行突破した、目黒さん。
子どもにやったら、嫌われそう。
佐「ギュッ...」
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作者名:みるく | 作成日時:2023年12月23日 12時