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少し、頼られたからって調子乗っちゃったな。
そうだよ、よく考えたら、全員でのレッスンの日はあと数回ある。
そこで固めるんだから、私が固めたところで意味ないんだ。
よる。
ベッドに入って、今日のことを反省する。
阿「恋羽ちゃん？」
「はい？」
阿「大丈夫？」
「大丈夫です」
阿「ならいいけど、あんま無理しないでね？」
「はい」
亮平くんに背を向けて横になる。
今、亮平くんの方を向くと、甘えてしまいそうだから。
阿「・・・ｷﾞｭｯ...」
「亮平くん、？」
阿「照が、余計なこと言ったかもって」
「え、？」
阿「振りのこと」
「・・・」
阿「照がね、昨日の時点で、恋羽は完璧だから俺らのがやばいぞって話してて。恋羽ちゃんが完璧に固めて康二たちに教えたとき、もしかしたら俺ら以上に振り固まるかもしれないから、合わせるのに言ったんだって」
「・・・」
阿「だから、忘れて、ごめんって言ってた」
「私、てっきり、調子乗ったのかなって。だから、」
阿「ううん。調子になんか乗ってないよ。大丈夫」
亮平くんの方を向くと、優しい顔をしていた。
阿「ｷﾞｭｯ...ありがとう」
「ｷﾞｭｯ...」
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作者名：みるく
| 作成日時：2023年12月23日 12時
