*81(※自傷行為の要素があるため、苦手な方は閲覧をお控え下さい。) ページ32
*
〈阿部くんside〉
ここ最近、忙しい日が続いていたわけでもないのに、なんだか気持ちが不安定。
それに、今日はゲームチャンネルの助っ人で恋羽ちゃんは家にいない。
他のメンバーも仕事だったりオフだけど出かけてたり。
家には俺と、昨日帰りが遅くて今日はオフのめめだけ。
ふと、机に目をやると、カッターが目に入った。
今日だけ。
たまになら、別にいいよね。
カッターの刃を出して、手首に当てて、ゆっくりと引く。
俺って、生きてていいのかな...。
コンコンッ..ガチャッ...
目「阿部ちゃん、恋羽が...って、なにしてんの?」
めめにカッターを取られる。
阿「返して」
目「下いこ」
直接消毒液をかけられて、手当をされる。
目「しんどくなっちゃった?」
阿「コクンッ...」
目「しんどくなっても、リスカはダメだよ。痛かったでしょ?」
阿「コクンッ...」
俺、歳下に注意されてるんだ...。
目「この事、ふっかさん帰ってきたら伝えるからね?」
阿「・・・コクンッ...」
めめと買い物へ。
恋羽ちゃんにおつかい頼まれたらしい。
俺には来てないけど...。
目「阿部ちゃん、スマホ充電ある?」
阿「え、?あ、電源つかない」
目「だからだ。恋羽から、亮平くんの既読つかないってきたの」
阿「・・・」
目「まぁ、俺のあるから買うものは確認できるし大丈夫か」
買い物をして、家に帰る。
充電器をさすけど、つかない....。
目「あぁ、これ線自体ダメなってる」
めめのもつかないから、充電器がダメらしい。
恋羽ちゃんのを刺してみれば、ついた。
ついたって言っても、真っ黒の画面にバッテリーのマークが真ん中に出ただけだけど。
188人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みるく | 作成日時:2023年12月23日 12時