【男主】you we you2【ワンピ夢】 (ページ7)

今日:23 hit、昨日:13 hit、合計:20,553 hit

僕と砂漠の国の終止符2 ページ7

「傍観者は……もうやめたいんだ…！」

　ぐっと歯を食いしばるようにルフィを見上げれば、ルフィは変わらず真っすぐの視線を俺へと向ける。

「俺のこと、絶対守ってくれるんでしょ？」
「………ああ、ぜってー守る」

▼△▼

　ペルさんの背中に乗り、俺たちはアルバーナへと飛んだ。
　トリトリの実を食べた能力者であるペルさんの飛びはそれはもう度肝を抜く速さで、モデルはファルコンだというのだから速度は尋常じゃなかった。落ちないようにと俺は前に乗せられ、ルフィがその後ろに乗る。ルフィがガッシリと俺を掴んでくれていたからなんとかなったけれど、俺一人ではきっと落ちていたに違いない。

「A！！アンタ！心配したじゃないの！！」
「そうだぜ！いつの間にか居なくなってるんだからよぉ～！」

　アルバーナへと到着すると、そこはもう戦場だった。反乱軍と王国軍が互いを傷つけあい、多くの血が流れていく。反乱軍の長であるコーザが全ての事情を知り白旗を上げ戦争は止まるのかと思ったが、王国軍の中にBWの社員が潜んでおりコーザを銃で撃ってしまう。こうして、再びアルバーナは戦場と化してしまった。
　俺は宮殿下の町へと一旦降ろされる。そして再びペルさんとルフィが飛び立ったところで、ビビがクロコダイルにより宮殿から落とされる光景を目にする。だがルフィがそれを見事にキャッチし、2人は俺のいる宮殿下へと再び足をついた。さらに続々と仲間の皆も集まり、ルフィが生きていたことにウソップは涙していた。
　そして…突然姿を消した俺に、ナミとウソップに怒られてしまう。2人だけじゃなく他の皆にも「無茶なマネするな」「心配したのよ！」「ケガはないか！？」「無事でよかったぜ」と口々に言葉が降りかかってくる。俺は申し訳なくも思い、皆のそんな言葉がとても…嬉しかった。

「終わりにするぞ！全部！！」
『おォし！！！！』

　もう絶対に負けない。そう言って、俺たちは腕を掲げた。

僕と砂漠の国の終止符3→←15 僕と砂漠の国の終止符1