【男主】you we you【ワンピ夢】 (ページ8)

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僕と狙撃手と紙一重2 ページ8

「それにしても、お前みたいなヤツも海賊になるんだな」
「え？」
「だって、すっげー普通じゃねーか」
「いや、まあ…かなりの田舎暮らしの一般人なので……」
「なんで海賊やってんだ？」
「俺が聞きたいよ」

結局、この時にも俺の存在理由が分からなくて、答えることが出来なかった。ウソップは意味分からないというように眉を寄せ、結局はまあいいやで終わらした。若干、俺みたいな弱いやつがこの船に居て安心しているようだ。決してウソップも…強いほうでは無いのでね。

「Aー！お前もこっち来いよ！風がすんげーきもちいいぞーーー！」
「ルフィ、はしゃいで落ちても知らないよー」
「だいじょーぶ！」

嬉しそうに麦藁帽子を押さえ、正面から向かってくる風に、もはやただの野生児…動物のようだ。なかなか来ない俺にシビレを切らしたのか、ルフィは手をみょーんと伸ばして思い切り俺を引き寄せる。ゴムなので勢いが増し、危うく海に落とされるところだった。

結局その後は、俺とルフィとメリーと、イーストブルーの風を感じるのでした。………と、優雅な時間がこの海賊船にそう長くあるわけもなく、突然見知らぬ男が船に上がりこんできた。かなり怒っている様子。だが何事かと外に出てきたゾロの姿を見て、男はいきなり「ゾロの兄貴！？」と叫びだした。もう、なんだろうね。

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