【男主】you we you【ワンピ夢】 (ページ28)

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09 僕とある組織との奇妙な関係1 ページ28

ルフィ海賊団はかなり苦戦しながらも“偉大なる航路”に入ることに成功した。だが入る寸前に出会った巨大クジラの”ラブーン”。もう50年も前に帰ってくると約束した海賊達の帰りを待っている。けれどその海賊はもう帰ってこない、約束は破られてしまったのだ…。
　その事実を知ってなお、ラブーンは待ち続けた。そんなラブーンに喧嘩をしかけたルフィは、「引き分けだ！」と言って再度また喧嘩をする為に戻ってくるから、そのときまで待っていろと約束をする。これはルフィとラブーンの、新たな約束。
　その後、ラブーンの腹の中で出会ったミス・ウェンズデーとMr.9を彼らの町まで連れて行ってあげることに。なんだか怪しい２人だけど、ルフィがいいと言うのだから…まあ、いいだろう。グランドラインの気まぐれな気候に散々振り回されながらも、ルフィ海賊団は、“ウイスキーピーク”へとたどり着いた。

「ふぁ……あれ、誰もいない」

　この町に入った瞬間、町の人々全員に歓迎され…妙だった。海賊は本来歓迎されるようなものじゃない。なのに料理やお酒を笑顔で出してくれて、ウソップの嘘っぱち冒険伝説を興奮したように聞いたり、女の人にメロメロで気持ち悪いくらいのサンジをチヤホヤしたり……明らかに変だ。
　俺はグランドラインの気まぐれ気候にやられて２階にある寝室で寝ていたのだけど、夜中に目が覚めたので下りてみれば……あれだけ居た町の人々がいなくなっている。居るのは食い倒れた船長に、メロ死にしてるコック、喋りすぎて疲れ果てた狙撃手、酔いつぶれた航海士――あれ、１人足りない。
　と思えば、外がなんだか騒がしい。恐る恐る外を覗いてみて見れば、町の人々とゾロが凄まじい戦闘を繰り広げていた。どういうこと？

「すご、ゾロ圧勝…」
「んん？もう１人起きてやがったのか！！」
「え、わっ見つかった…！」
「は？って、Aお前ッ！？」

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