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CY「A早く乗って！」
外に出るとチャニョルがすでにパトカーのエンジンをかけてた。私も急いで助手席に乗る。
『犯人の情報きてる？』
CY「いや、まだ男ってことしか聞いてなくて」
『そっか……うわわぁっ！ちょっとチャニョル！急すぎ！』
チャニョルが勢いよくアクセルを踏む。
これはいつものチャニョルのくせで、危ないったらありゃしない。私たちが事故でも起こしたらどうするつもりなんだ！
CY「ごめんごめん。早く行かなきゃと思ったら、つい！」
笑ってたと思ったら急に真剣な表情に変わった。
少しだけ空気が張り詰めた気がした。
CY「いくら盗みで刑は軽いって言っても犯罪は犯罪だから。絶対許せない」
いつもおちゃらけてるチャニョルだけど本当に仕事に関しては真面目で、絶対に悪を許さない、正義の塊みたいな人だ。
そんなチャニョルの横顔はとても逞しく、かっこよく輝いて見える。
『気持ちは分かるけど、あんま突っ走りすぎないようにね。自分がダメになるよ』
CY「……分かってるよ、ありがと」
心配だなあ、そんなことを思ってるうちに現場に着いた。
パトカーのドアを開けると入り口にギョンスくんが待っていてくれてた。
CY「おっす！」
『ギョンスくんおまたせ』
KS「うん、裏に待機させてるから早く」
挨拶くらい返してくれてもいいじゃんかーと拗ねたチャニョルを横目で見てそのままスタスタと中に入っていくから慌てて着いていくと、あっという間に裏に繋がる関係者以外立ち入り禁止のスイングドアにたどり着いた。
『ね、どんな人なの』
GS「僕たちよりも少し若い、どこにでもいそうな青年だよ」
待機室に通されてそこでようやく万引き犯の姿を見た。
肌は白く細身で、私たちを一瞬見るとまた視線を戻した。
ギョンスくんが言ったようにごく普通の青年だった。
KS「チャニョル、よろしく」
そう言われるとチャニョルは青年の正面に座った。
取り調べを行うのはチャニョルで、私はその会話を横でメモする。ギョンスくんはドアを側に立って見張っている。
CY「何で万引きなんてしたんだ」
青年の前にはお菓子がいくつか置いてあった。
彼は目だけ動かしてそのお菓子たちを一瞥して言った。
「何でって、欲しいからに決まってるじゃないですか」
CY「……あ？」
そう堂々と言い放った青年に身震いしてしまった。
前言撤回。
彼はどこにでもいそうな、普通の青年ではなさそうだ。
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とぅ。 - ありがとうございます！セフンペンなので嬉しいです！ (2017年2月7日 1時) (
レス) id: e148fcfc9c (このIDを非表示/違反報告)
サナ(プロフ) - とぅ。さん» とぅ。さん初めまして！コメントありがとうございます(>_<)今のルハンのお話が終わったら次にセフン書かせていただきますね＼(^o^)／これからもどうぞよろしくお願いします！！ (2017年2月6日 16時) (レス) id: 7c6e347534 (このIDを非表示/違反報告)
とぅ。 - セフン書いて欲しいです！！ (2017年2月5日 22時) (レス) id: e148fcfc9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サナ | 作成日時：2017年1月30日 17時
