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結局、打ち合わせは早く終わっちゃって。
お茶とか言ってたくせに、気づけば章大行きつけの定食屋の個室の中。
平日のお昼は空いてるみたいで、予約がなくても入れるんだとか。
「何食べる？パフェとかいってみる？」
「仕事中に食べれるわけないじゃん」
「Aの好きな里芋もあるで？」
「お腹空いてないからいいよ」
「お昼時やのに？…じゃぁ、僕これ」
指差したのは、デザートつきの日替わり定食。
何も食べないわけにもいかなくて、勧められるままに里芋を注文してしまった。
そういえば、章大と２人でご飯って久しぶりだ、なんて思っちゃったせいで。
少し前に家に呼び出したこと思い出して、タキシード姿もフラッシュバックして。
魚をつまんでるのは可愛いのに、何でか意識してしまう。
「わっ、A見て！このバフェ30センチもあんねんて！！」
メニュー見てはしゃいで、こっちに渡してくればいいのに手招きするから。
狭い個室の中、章大の隣に座ってメニューを覗き込んだ。
「…ほんとだ。大っきい」
「な？これ食べてみぃひん？」
「さっき仕事中って言ったでしょ。もう、章大は、」
相変わらず可愛いものに目がないんだから。
ちょっと女子力が高いこと、いじって困らせようとしたのに。
肩が当たる距離にいることも忘れて顔を上げたせいで、章大の顔が目の前にあること。
急すぎて、どうしていいか分かんない。
「…早く食べて帰ろ。部長が怒ってる」
「A」
「っ、」
耳元で、さっきとは違う低い声が聞こえて。
左手に章大の右手が重なって、真剣な目をした章大が私を見てる。
ルールを破ったのはどっち、なんて。
私ばっかり、不公平だ。
「A」
「…章大。やめよ」
「A」
「やめてっ」
外に出ようとしたら、肩をつかまれて引き寄せられる。
不意打ちに触れた唇に思わず声が出て、驚いた顔した章大が、また距離をつめてくる。
「何なん。止まらなくなるやんか」
「やめてって言ってるでしょ」
「無理。…お前無防備すぎんねん」
２回目のキスはだんだん深くなって、
お店の中だから声を我慢してるの、章大にはばればれで。
それなのに、宙をさまよった右手がつかんだのは、章大のワイシャツの裾。
「好きや」
「あのときから、今もずっと」
「友達のままは嫌やねん」
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千香(プロフ) - ゆんゆさん» いつもコメントありがとうございます。<(_ _)> 構ってもらえるだけでも幸せなのに、振り向いてもらえない現実は痛いなぁと青色さんに限らず思ってます。（笑）三角関係が更に広がっていく予定なので、のんびり更新ですがこれからもよろしくお願いします！ (2018年9月21日 22時) (
レス) id: 6d1e446494 (このIDを非表示/違反報告)
千香(プロフ) - ◎◎さん» いつもコメントありがとうございます。<(_ _)> のんびり更新ですが、これからも楽しみにしていてくださると嬉しいです！ (2018年9月21日 22時) (レス) id: 6d1e446494 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆ(プロフ) - みんなが幸せになってほしい…もちろん難しいんですよ。誰かを好きになるなる事は、知らず知らずに誰かを傷つけてるって。でもね、どうかみんなの気持ちが救われますように…って、全然感想じゃない！ごめんなさい笑 (2018年9月21日 0時) (レス) id: e91edee03b (このIDを非表示/違反報告)
◎◎(プロフ) - ドキドキが止まりません！これからも楽しみにしています！ (2018年7月17日 0時) (レス) id: 8846a7498c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千香 | 作成日時：2018年6月16日 23時
