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蓮side
蓮｢涼兄、それ、にぃのやつ？｣
涼太｢そうだけど...｣
蓮｢俺、持っていきたい！にぃの事心配だし｣
涼太｢いいけど、蓮も風邪うつりやすいんだから気をつけてね｣
蓮｢うん、ありがとう｣
にぃが寒い中外で何時間も待ってたせいで高熱で翔兄にもニキにも、辰兄にも怒られて今、部屋に行けるのなんて俺か涼兄しかいないからにぃの事心配だしチャンスだと思ってにぃのご飯を運ばせてもらった
俺だってにぃの事めっちゃ心配だったんだから！
大介｢亮平はやっぱり可愛いわ〜｣
亮平｢はっ！？可愛くないし...｣
にぃ、結構熱高いって聞いてたけど普通に喋れてる...
もう体調崩し過ぎてその怠さに慣れたちゃったのかな？
え、そう言うのって慣れるものなの？
大介｢あのね、亮平は父ちゃんに似ちゃったみたいで身体があまり強くないんだよ。しかも喘息って言う持病だってある。だから兄ちゃん達みんな心配なんだよ｣
亮平｢うん...｣
大介｢はい！落ち込むのはもう終わり！亮平、熱高いんだから早く治すために寝るよ！｣
亮平｢大兄、ずっといる？｣
大介｢にゃはっ笑。なんか、昔の亮平見てるみたいで懐かしいわ〜。あのぬいぐるみいる？｣
亮平｢子供扱いしないで...｣
大介｢ほら、すぐそこにあるじゃん笑｣
亮平｢もうそんな歳じゃないから！｣
にぃの部屋の外でずっと2人の会話を聞いてたら俺の入る隙間が無いように感じてきた
辰哉｢蓮、遅いけどどうしたの？｣
蓮｢いや、なんか、入る隙間ないなって...｣
大介｢あれ、蓮いたの？入って来ればよかったのに｣
蓮｢いや、だって...｣
辰哉｢亮平は？寝た？｣
大介｢うん、今寝たよ｣
蓮｢え、いつの間に...？｣
大介｢こう見えても小児科医だから。寝かせしつけはプロだから笑｣
辰哉｢大介、ありがとうな｣
大介｢全然！でも、亮平も無茶するよね｣
蓮｢鍵も携帯も忘れたって言ってた｣
辰哉｢亮平、頭もいいししっかりしてるけど、ちょっと抜けてるんだよな｣
蓮｢確かに忘れ物よくしてるかも｣
大介｢おっちょこちょいだからね〜｣
辰哉｢そういう所は昔から変わってないよな笑｣
大介｢そうだね。可愛い俺たちの弟笑｣
そう言って笑う2人はにぃの兄貴って感じで、やっぱり2人は兄貴なんだって改めて思った
にぃも次の日に点滴させられたって言ってた事もあって2日後には復活してたよ
まぁ、1週間くらい1人で家に帰るのは禁止されてたけど笑
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作者名：タピオカハリネズミ
| 作成日時：2022年1月3日 1時
